お久しぶりです。アワビ タカベ 他。

二週間ほども更新をサボっておりましたので久々のブログです。
毎日毎日暑くて暑くてなかなかブログどころではない、というのは言い訳ですが、それにしても暑いですね。
先日梅雨明けの宣言が出されましたが、「あれ？そういえば梅雨だったんだっけ？」と思うくらいの灼熱の日々。今年は全く梅雨らしくありませんでしたね。連日の真夏日と局地的な豪雨。梅雨にしてはどうもおかしな気候でありました。
で、そうしますと、その都度築地の魚介類の入荷にも影響が出るのでして、これがなかなか大変です。雨や風で海が荒れると漁師さんが漁に出られないのもあるのですが、あまりに天気が良すぎると今度は魚の方が引っ込んでしまって不漁となるのだそうです。暑いと外に出たくなくなるのは人も魚も一緒のようであります。
そんなわけで毎朝市場で品物を揃えるだけでグッタリしてしまいブログどころではなかった、というのも言い訳でして、実際のところはおそらく近ごろ日中に長風呂をしているのがブログの時間がなくなってしまう原因ではないかと思います。でもまあ長風呂したくなるのもやはり汗をよく流したいからでして、それは結局のところ連日暑いからだということになるのではないでしょうか。

それはともかく、ブログをサボっているうちに食材が少し変わってきております。
まず、夏といえばアワビ。
房州のアワビを酒蒸しにしました。肝を醤油に溶いた「肝醤油」で召し上がっていただきます。

それと、アワビときたらサザエも忘れてはおれません。こちらも房州産。刺身、またはツボ焼きで。

白身魚ではハタ。
本日は熊本産のオオモンハタを仕入れております。身に密度があり、刺身、焼き物、煮物、何にしても美味しい魚です。加熱する時は醤油系より塩系の方がワタクシは好みであります。

焼き魚の一本物としてはタカベがシーズンです。
一本物の焼き魚を箸先で小まめに分解しながら食べるというのは魚好きには楽しいものです。骨が面倒だというお客様もいらっしゃるでしょうが、今時期のタカベはよく脂も乗って身離れが良いのでさほど食べにくくはないと思います。でもまあご要望があれば三枚おろしもいたしますので遠慮なくお申し付けください。
お一人のお客様などには半身でも。
産地は式根島。伊豆の先に島が幾つかありますが、その辺りです。

そうそう、例年のことながら時期的にそろそろカツオの脂乗りが安定しなくなってきますので藁焼きカツオはここ暫くお休みしております。また秋の戻り鰹のシーズンに再開しようと思っておりますが、よほど良いものがある時はスポット的に入荷するとは思います。
どうしても、というご要望の時は二日ほど前に仰っていただければ築地の仲卸さんに手伝ってもらって出来るだけ仕入れられるよう努力したいと思います。


下北沢・和食・酒菜・キンペイ。