チキン ハム

数日前にイサキは鶏魚とも書く事を紹介しましたが、調べてみると何と英語でも「chicken-grunt」というらしいです。背びれを鶏のトサカに見立てて、だそうです。
イサキという名前自体は、磯の魚である事から「磯魚」で「イソキ」という語源だとか。

語源と言えば、今日の昼間に噛む噛まないの話を書いたハモ、コレはその凶悪な歯で噛みつくので「食む(はむ)」から来ているとの事。
地域によっては今も「ハム」と呼ぶらしいですが「魚のハム」「肉のハム」と呼び分けるのでしょうか。魚肉ソーセージみたいだな、と思った記憶があります。

写真の様に、口を開くと上顎の真ん中に縦一列鋭い歯が並んでいます。下顎には細かい歯が生えていますし、上下の前歯は牙状になっています。

この歯で甲殻類などもバリバリ食べてしまうという事で、実に恐ろしいですね。

諸事情により、明日はお休みさせて頂きますが、朝は築地に出掛けます。日曜日は市場が休みですが、ウチは営業しますのでその為の仕入れです。
最近は旬とはいえカツオ・ハモが続いておりますので、何か変わった魚があればと思っています。