(2024.3.12)
新型コロナワクチン接種後の症例経過(副反応疑い報告)などついての内容(抜粋要約、時系列)はつぎのとおりです。
○副反応検討部会(令和3年9月10日)接種後の死亡事例が1155人に増加。
▽審議の概要(厚労省HP)
(全体のまとめとして)これまでの報告によって(省略)引き続き安全性において重大な懸念は認められないと評価されました。
(死亡例の報告について)現時点では、ワクチンとの因果関係があると結論づけられた事例はなく、接種と疾患による死亡との因果関係が、今回までに統計的に認められた疾患もありませんでした。
⇒審議の概要(厚労省HP)の(死亡例の報告について)の内容がつぎのとおり変更されました。
(変更前)
現時点において、引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとされました。
(変更後)
現時点では、ワクチンとの因果関係があると結論づけられた事例はなく、接種と疾患による死亡との因果関係が、今回までに統計的に認められた疾患もありませんでした。
○(令和3年9月10日)接種(令和3年9月13日)死亡
▽26歳の男性
病歴等:なし
9月10日 男性患者はワクチン2回目接種を受けた。
(ワクチン接種日)微熱(37度台)、頭痛を訴えた。
9月12日 23:00頃就寝。それまでは上記以外の症状はなかった模様。
9月13日(ワクチン接種3日後)6:20頃。目覚ましアラームが鳴り続けていたため妻が確認に行った。患者が呼吸停止していたのを発見。救急車要請した。
6:34 救急隊到着。患者が心肺停止であったのを確認した。報告者の病院へ搬送されたが、蘇生に反応しなかった。
8:08 死亡が確認された。
身体所見、CT(死因不明)、血液検査、生化学的検査、解剖(心肥大)。腸管壊死を疑うが、心肺停止の原因であるかどうか、判断することができない。心筋炎などがあった可能性は否定はできない。
報告医師は事象を重篤(致死的転帰)と分類して、事象とワクチンの因果関係を評価不能とした。事象の他要因の可能性の有無は不明であった。
報告医師コメント:ワクチンと死亡の因果関係は不明であった。
<専門家評価コメント(令和6年1月26日時点)>
剖検の結果はもう少し詳細に知りたい。
○(令和3年9月10日)接種
▽12歳の女性
病歴等:なし
9月10日 女性患者はワクチン接種を受けた。
(ワクチン接種日)夕方、患者は発熱を経験した。
9月13日(ワクチン接種3日後)患者は左臀部の疼痛、左下肢の体動時痛を経験した。
9月15日 当院へ紹介された。
9月17日(ワクチン接種7日後)症状の改善がないため、精査加療を目的に入院した。
同日の検査で左腸骨骨髄炎、左仙腸関節炎と考えられた。
9月18日 解熱傾向となった。
9/19 から、解熱維持。下肢の痛みは軽減はしているが、10/8現在まで持続があった。
10月08日(ワクチン接種21日後)事象の転帰は、回復ではなかった。
報告医師は事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象とワクチンとの因果関係は評価不能とした。
他要因の可能性は以下の通りであった:偶発的な合併の可能性はあった。血液培養からは起因菌は同定されなかった。
報告医師コメント:接種部位から原因菌が侵入し、血流感染した可能性や、ワクチンの免疫反応による骨髄炎などの可能性は否定できない。
○(令和3年9月10日)接種
▽46歳の女性
病歴等:なし
9月10日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。
9月12日(ワクチン接種2日後)右耳痛が出現。
9月15日(ワクチン接種5日後)朝、右顔面神経麻痺が出現した。
治療により麻痺は改善傾向にあった。
報告医師は事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象とワクチン間の因果関係は評価不能とした。他要因の可能性はなかった。
10/18(ワクチン接種1か月後)未回復であった。
○(令和3年9月11日)接種(令和3年9月11日)死亡
▽46歳の男性
病歴等:基礎疾患なし。喫煙者(初期の年から1日40本)。
9月11日 男性患者はワクチン2回目接種を受けた。
(ワクチン接種日)19:00頃患者は胸痛、全身の発汗があった。
20:00頃、家族が患者を見に行った。患者は、顔が真っ黒になり、口から泡をふいている状態であった。救急要請した。
20:23 救急隊が到着した。患者は心肺停止の状態であった。蘇生処置を行いながら報告病院へ搬送となった。
21:36 死亡確認となった。
CT検査では死因の特定ができなかった。
急性心筋梗塞による心肺停止と判断された。
病理解剖を勧めるも、宗教上の理由により希望なく、9/12患者は母国(トルコ)へ移送となった。
報告医師は、事象を重篤(死亡)と分類し、事象とワクチンとの因果関係は評価不能とした。他の要因の可能性はなかった。
報告医師コメント:事象とワクチン接種との因果関係は不明であるが、事象がワクチン接種当日の発症であったため、このケースは報告された。
<専門家評価コメント(令和6年1月26日時点)>
コメント無し
○(令和3年9月11日)接種(令和3年9月12日)死亡
▽26歳の男性
病歴等:なし
9月11日 男性患者はワクチン1回目接種を受けた。
接種後、接種部位の痛み、発熱の訴えはあったようだが、詳細不詳であった。
9月12日(ワクチン接種1日後)同僚と夕食をとった。
隣人がうめき声を聞き、患者の部屋に訪れると、意識消失している患者を発見した。
隣人が119番通報した。
9月13日00:00頃(ワクチン接種2日後)救急隊到着時、患者は心肺停止状態であった。
患者は救急車で搬送され、搬送中に蘇生処置が行われた。
搬送先病院にて蘇生術が行われるも、心拍再開せずであった。
患者の死亡が確認された。
死亡時画像診断が実施され、軽度の心拡大がうかがわれるものの、死因を示唆する所見は、なしであった。
報告者は、事象を重篤(死亡)と分類し、事象とワクチンとの因果関係は評価不能とした。
他要因の可能性:解剖においては致死的な病変は認めなかった。死因は、器質的異常を見出せない致死性不整脈の可能性がある。ワクチン接種との因果関係は不詳とせざるを得なかった。
<専門家評価コメント(令和6年1月26日時点)>
ワクチンと突然死の因果関係は肯定できないが否定もできない。重篤な合併症を持たない若年者であり、これを有する高齢者と同じ扱いはできない。若年者の突然死について情報収集が必要と考える。
○(令和3年9月11日)接種
▽16歳の男性
病歴等:なし
9月11日 12:00 男性患者はワクチン2回目接種を受けた。
9月13日(ワクチン接種2日後)前胸部痛が出現した。絞扼感(締め付けられるような痛み)があった。
9月14日(ワクチン接種3日後)報告病院を受診した。急性心筋炎と確認した。
救急車にて他病院へ搬送した。入院した。
報告医師は、本事象を重篤と分類し、本事象とワクチンとは関連ありと評価した。他の要因の可能性はなかった。
○(令和3年9月11日)接種
▽13歳の男性
病歴等:なし
9月11日 男性患者はワクチン1回目接種を受けた。
9月12日(ワクチン接種1日後)38度の発熱が発現した。
9月13日(ワクチン接種2日後)解熱した。
しかし、嘔気、右頸部痛、ふらつきが発現。
そして、下肢脱力が発現した。
9月14日(ワクチン接種3日後)下肢の脱力が強まった。
そして、歩行不能に至った。
9月16日(ワクチン接種5日後)下痢が出現した。
9月17日(ワクチン接種6日後)入院した(9/24時点、まだ入院中であった)。
血液検査を受け、結果は正常であった。
髄液検査は正常であった。
頭、脊髄MRIは正常であった。
9月21日(ワクチン接種10日後)神経伝導速度検査は正常であった。
9月22日(ワクチン接種11日後)血液検査を受け、結果は正常であった。
下肢の深部腱反射消失はなく、それはギラン・バレー症候群には一致しない。
すべての検査で異常はみられず、ワクチン接種によるストレス反応を疑っている。
しかし現在、本報告時点で、独立歩行困難がまだ続いている。
現在、ワクチン接種から症状が出現して1ヶ月経過したが、改善は認めない。
本事象は、松葉杖を導入したリハビリテーションによる新たな薬剤/処置を開始する必要があった。
報告医師は事象を重篤(永続的/顕著な障害/機能不全)と分類し、事象とワクチン間の因果関係を評価不能とした。他の要因の可能性はなかった。
報告医師コメント:ワクチンとの因果関係は不明であったが、他の原因となる、根拠となる検査異常は見られず、ワクチンは原因として除外することができない。
○(令和3年9月11日)接種
▽18歳の女性
病歴等:心房中隔欠損症、手術し終了。
9月11日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。
(ワクチン接種1時間後)ふらつきが現れた。
以後、重度の疲労、認知機能低下、立位不耐性、睡眠障害が現れた。
筋痛性脳脊髄炎、慢性疲労症候群と診断された。
1月24日(ワクチン接種135日後)事象の転帰は、未回復であった。
報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象とワクチンとの因果関係は関連ありと評価した。他の要因の可能性はなかった。
報告医師コメント:ワクチンが原因と考えている。症例の蓄積が必要であり、この症例を報告した。
極度の全身倦怠感で日常生活も支障あり。
通学不可。新聞記事を読めない。
○(令和3年9月12日)接種
▽14歳の男性
病歴等:なし
9月12日 男性患者はワクチン1回目接種を受けた。
(ワクチン接種15分後)左手脱力感、握力なし。瞳孔散大。両上肢の振戦が発現した。
意識良好であった。事象の転帰は不明であった。
報告医師は、入院が必要な事象であっため、事象を重篤事象に分類し、ワクチンとの因果関係を評価不能とした。他要因の可能性はなかった。
報告医師の意見:ワクチンの影響は否定しきれない。
○(令和3年9月12日)接種
▽14歳の男性
病歴等:なし
9月12日 男性患者はワクチン1回目接種を受けた。
(ワクチン接種3時間後)全身に発赤、膨疹、掻痒感が出現した。
全身じんま疹を発現した。
(ワクチン接種5時間後)当院受診した。内服薬処方し、1時間後に症状消失みられた。
9月13日(ワクチン接種1日後)朝、再び全身性の発赤、膨疹、掻痒感が出現した。
入院した。
9月14日(ワクチン接種2日後)痒みで目が覚めた。全身発赤が出現した。
内服薬処方するも、症状増減を繰り返した。
一旦症状改善みられるも、何度も全身性じん麻疹が出現した。
その後、他病院へ紹介となった(その後の状態は不明であった)。
報告医師は、事象とワクチンが関連ありと評価した。他要因の可能性はなかった。
○(令和3年9月12日)接種
▽15歳の男性
病歴等:なし
9月12日 男性患者はワクチン1回目接種を受けた。
(2週間経過後)2、3日前ぐらいから、ヘルペスウイルスによる急性疾患から、顔面神経麻痺を発症した。
2回目のワクチン接種は予約していたが、キャンセルになってしまった。
事象の転帰は不明であった。
○(令和3年9月12日)接種
▽15歳の男性
病歴等:報告なし
9月12日 男性患者はワクチン1回目接種を受けた。
(ワクチン接種日)頭痛、倦怠感、悪心を発現した。
頭痛、倦怠感、悪心は、持続した。
慢性疲労症候群類似であった。
2月18日(ワクチン接種159日後)事象の転帰は、未回復であった。
報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象はワクチンと関連ありと評価した。事象を引き起こすと考えられる他の要因はなかった。
○(令和3年9月12日)接種
▽12歳の男性
病歴等:喘息(2021/03で停止)
9月12日 男性患者はワクチン2回目接種を受けた。
9月13日(ワクチン接種1日後)間代性けいれん(2分間)が発現した。
患者はけいれん、意識障害、急性脳症を発現した。
患者は救急搬送された。
見当識障害が持続し、異常言動と嘔吐が複数回あった。
患者は病院に入院した。
患者は脳症と診断された。
夜より、患者は覚醒し、通常通りとなっていた。
9月15日(ワクチン接種3日後)患者は退院した。事象の転帰は回復であった。
報告者は、急性脳症を重篤と分類し、事象とワクチンの因果関係を評価不能とした。
○(令和3年9月13日)接種(令和4年2月27日)死亡
▽40歳の女性
病歴等:予診票での留意点なし
9月13日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。
不明日、両下肢の浮腫、血栓が出現した。
下肢の腫脹、四肢の疼痛、圧痛、腫脹が出現した。
2月27日(ワクチン接種5ヵ月14日後)急死した。
剖検が実施された。肺動脈血栓塞栓症が死因と判明した。
報告医師は、事象を重篤(死亡)と分類し、事象がワクチンに関連ありと評価した。他の要因の可能性はなかった。
医師の考察:健康だった女性がワクチン接種後に足がむくむと訴え、急死した。死因は肺動脈血栓塞栓症であり、ワクチン接種により下肢に血栓が発現し、血栓が肺にとび、肺動脈につまり急死したと考えられた。
その他:血栓のリスクとなる因子はなかった。
<専門家評価コメント(令和5年7月28日時点)>
病理所見では肺動脈血栓が認められているが、本剤投与からの3ヶ月以上経過しており、その臨床経過が不明である。また、本剤投与後に下肢腫脹、疼痛を認めているが、その前後での静脈瘤など血栓症のリスクの有無に関する情報は十分といえない。
<専門家評価コメント(令和6年1月26日時点)>
コメント無し
○(令和3年9月13日)接種
▽14歳の女性
病歴等:鉄欠乏性貧血
9月13日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。
(ワクチン接種約5分後)頚部の熱感が出現した。
その後、羞明(通常は苦痛を感じない光量に対して、苦痛に感じる状態)が出現した。
眼瞼(まぶた)の痙攣を発現した。
入眠できないを発現した。
薬により入眠後は、眼瞼の痙攣が止まった。
9月14日(ワクチン接種1日後)翌朝再度、眼瞼の痙攣、羞明が出現した。
カーテンを閉め、消灯して、室内で過ごす状況であった。
同日、近隣の眼科を受診した。
9月20日(ワクチン接種7日後)プライバシー病院を受診した。
ワクチン接種後の副反応と診断された。
羞明予防のため、サングラスレンズ付きの眼鏡を病院で作成し、購入された。
9月21日(ワクチン接種8日後)眼鏡装着し、通学を再開した。
徐々に症状軽減し、9/27の再診時には、眼瞼の痙攣は消失していた。
その後、学校でパソコン使用したり、家庭科授業で縫合わせの練習をすると、眼瞼の痙攣が再発した。
テストなどで焦りの感情が出る時にも、眼瞼の痙攣が出現した。
10月04日(ワクチン接種21日後)受診時、羞明のため、診察室内でサングラスの着用が必要な状態であった。
現在も病院でフォロー中である。
事象の転帰は未回復であった。
報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象とワクチン間の因果関係を関連ありと評価した。他要因の可能性はなかった。
○(令和3年9月14日)接種
▽24歳の女性
病歴等:なし
9月14日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。
(ワクチン接種後)15分間の観察中、左上肢に脱力感、左上肢の尺側、左手の薬指・小指にしびれ感があった。左下肢にも同様の軽度の症状があった。
9月15日(ワクチン接種1日後)38~39度の高熱、消化器症状が出現した。
9月17日(ワクチン接種3日後)左上肢の尺側から薬指・小指にかけての異常知覚を自覚し、脱力感もあった。
症状は改善せず、逆に次第に悪化した。
9月19日(ワクチン接種5日後)患者は病院の救急外来を受診した。検査では異常を示さなかった。
9月20日(ワクチン接種6日後)患者は右手の薬指・小指に異常知覚を感じた。
9月21日(ワクチン接種7日後)報告者部門(脳神経内科)を受診した。
報告者は、症状の分布から、脊髄障害による神経障害性疼痛があると想定した。薬の投与を開始した。
10月06日(ワクチン接種22日後)検査は正常範囲の所見であったが、症状の分布は脊髄障害を示唆するものであった。
薬の投与は有効であったが、患者は発症前のようにフルタイムの勤務には復帰できておらず、4時間の勤務後には、症状が増悪した。
今後、患者は投薬調整しつつ、外来治療を継続の予定であった。
事象の転帰は軽快であった。
報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象とワクチンとの因果関係を関連ありと評価した。他の要因の可能性はなかった。
○(令和3年9月15日)接種
▽14歳の女性
病歴等:てんかん治療中。来週の最後の診察で、治療終了予定であった。もう何年も発作なし。幼少期発熱で発作を起こすことがあった。
9月15日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。
9月16日(ワクチン接種1日後)急に発作が起こった。救急車で病院に搬送された。
発熱が38度。現在熱の症状はそのままだが、意識はあった。
事象の転帰は提供されなかった。事象の重篤性及び因果関係は提供されなかった。
○(令和3年9月15日)接種
▽12歳の男性
病歴等:1週間前に熱中症
9月15日 男性患者はワクチン2回目接種を受けた。
(ワクチン接種日)夜から、37度台の微熱。9/20まで続いた。
9月21日(ワクチン接種6日後)朝、微熱は消えており、登校した。
下校後、頭痛と嘔気、倦怠感、37度の発熱がみられた。
22:00頃、吐き気あり。トイレに行ったところ、下肢上肢に力が入らず倒れ込んだ。
歩くことができず、救急車で病院に搬送された。
ADEM(急性散在性脳脊髄炎)を発現した。
9月22日(ワクチン接種7日後)朝、握力の回復はみられたが、下肢の筋力低下は回復しなかった。入院した。
その後、症状は自然に回復傾向で、ある程度歩行が可能となった。
9月30日(ワクチン接種15日後)事象の転帰は、軽快であった。
退院した。
報告医師は、事象を重篤と分類し、事象とワクチンとの因果関係は評価不能と評価した。
報告医師コメント:入院期間にMRI、髄液検査など施行したが、明らかな異常所見は認めず。又、最終的にワクチンとの明確な因果関係は断定できない。
○(令和3年9月15日)接種
▽55歳の女性
病歴等:なし
9月15日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。
9月28日(ワクチン接種13日後)両側上肢のしびれ感、掻痒感を発症した。
9月29日(ワクチン接種14日後)歩行困難が発現した。
左に傾く症状が出現した。位置感低下が発現した。
9月30日(ワクチン接種15日後)歩行ができなくなった。
10月01日(ワクチン接種16日後)脳神経内科を受診した。
身体所見で、深部腱反射の全般消失、位置感覚低下があった。
ギラン・バレー症候群の可能性が高いとして、治療開始となった。
顔面麻痺、温痛感覚障害、振動覚低下などが発現した。
入院した。20日以上経過後、まだ退院していない。
集中治療室へ入室となり、入室期間は3日であった。
報告者は、以下の通りに結論した:急性経過からは、ギラン・バレー症候群、症候からはシェーグレン症候群(全身性の自己免疫疾患)など、鑑別にはあがった。
ワクチンとの関連については、ギラン・バレー症候群の報告が乏しく、因果関係の評価は難しかった。
しかし、今後の症例蓄積のために、報告する意義はあると考えられた。
10/04 (ワクチン接種19日後) 事象のギラン・バレー症候群の転帰は、回復したが、後遺症ありであった(リハビリ加療中)。その他事象の転帰は、軽快傾向あるいは不明であった。
報告者は、事象を重篤(永続的/顕著な障害/機能不全)と分類し、事象とワクチン間の因果関係を評価不能とした(可能性はあるが断定困難であった)。他要因の可能性は、自己免疫疾患と報告された。
○(令和3年9月15日)接種
▽35歳の女性
病歴等:なし
9月15日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。
9月16日(ワクチン接種1日後)肉眼的血尿、腎炎と高尿蛋白を発現した。
9月17日(ワクチン接種2日後)内科クリニック受診した。
これまで患者は健康に過ごし、身体所見異常なしであった。
9月20日(ワクチン接種5日後)肉眼的血尿は消失した。
10月28日(ワクチン接種43日後)未回復であった。
報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象とワクチンとの因果関係は関連ありと評価した。事象を引き起こすと考えられる他の要因はなかった。
報告医師コメント:1か月以上、高尿蛋白、血尿が持続する腎炎が発症。今後、腎生検と免疫抑制剤による治療が必要と思われる。
○(令和3年9月15日)接種
▽18歳の女性
病歴等:なし
9月15日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。
9月25日(ワクチン接種10日後)40度の発熱があった。
9月28日(ワクチン接種13日後)38度台の発熱があった。
9月29日(ワクチン接種14日後)全身倦怠感、胸痛があった。
急性心筋炎を発現した。当院に緊急搬送された。
検査の結果、肺うっ血および左室駆出率30%程度であった。
機械的サポートが必要と判断し、IABP(大動脈内バルーンパンピング)を挿入した。
ステロイドパルス療法開始した。
10月04日(ワクチン接種19日後)状態改善につきIABPから離脱した。
患者は一般病棟でステロイド内服治療継続中、状態安定後に退院予定であった。
10月11日(ワクチン接種26日後)事象の転帰は、回復であった。
報告医師は、事象を重篤(生命を脅かす、障害につながるおそれ)と分類し、事象とワクチンとの因果関係は関連ありと評価した。
報告者意見:ステロイドパルス療法に対する良好な反応性や、ワクチン接種から間もない時期での急性心筋炎の発症から、ワクチンによる心筋炎の可能性が高いと考える。
○(令和3年9月15日)接種
▽55歳の女性
病歴等:報告なし
9月15日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。
(ワクチン接種後)不正出血、腹痛が続き、医療機関を複数受診した。
精査を受けるも、特に異常なしと言われた。
その後も体調不良が続いた。
2月26日(ワクチン接種164日後)全身痛(不正子宮出血、嘔気、腹痛、背部痛を含む)が出現した。
歩行もままならなくなった。
3月08日(ワクチン接種174日後)当院へ初診した。
受診時は車椅子の状態であった。
ワクチンによる副反応を疑い、ビタミンなどの投与を開始した。またイベルメクチンの内服も指示した。
4月04日(ワクチン接種201日後)杖歩行が可能な状態まで回復した。
患者は、しばらく休職していた。
4月11日(ワクチン接種208日後)職場復帰した。その後、順調に回復傾向である。
報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象がワクチンに関連ありと評価した。 他要因の可能性はなかった。
報告医師コメント:ワクチン接種後、不正出血、全身倦怠感から始まり、複数の医療機関を受診し異常なしとされた症例である。2月に入り全身痛と歩行障害を認めた。ワクチン後遺症として治療を開始後、徐々に症状が軽快しており、ワクチンによる副反応と考える。
○(令和3年9月16日)接種
▽37歳の男性
病歴等:なし
9月16日 男性患者はワクチン1回目接種を受けた。
9月20日(ワクチン接種4日後)筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群に類似した、多数の症状が出現した。
12月07日(ワクチン接種82日後)患者は当院に来院した。
4月12日(ワクチン接種208日後)事象の転帰は未回復であった。
報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、ワクチンとの因果関係は関連ありと評価した。他に考えられる原因は認められなかった。
報告医師のコメント:症状は強く、全く仕事に復帰できていない。
○予防接種・ワクチン分科会(令和3年9月17日)資料
▽新型コロナウイルス感染症の「重症者割合」について(年齢階級別)令和3年9月15日18時時点
重症者割合(%)=重症者数(人)÷入院治療等を要する者(人)
【10歳未満】(0.0%)=0人÷3190人
【10代】(0.0%)=0人÷5426人
【20代】(0.0%)=0人÷14390人
【30代】(0.0%)=5人÷10174人
【40代】(0.4%)=46人÷11077人
【50代】(1.2%)=124人÷10257人
【60代】(1.9%)=128人÷6717人
【70代】(2.7%)=173人÷6386人
【80代以上】(1.5%)=87人÷5990人
不明(0.0%)=0人÷14人
調査中(2.7%)=23人÷839人
非公表(0.2%)=1人÷404人
【全体】(0.8%)=587人÷74864人
○(令和3年9月18日)接種
▽16歳の男性
病歴等:薬剤アレルギーの家族歴(患者の母)
9月18日 男性患者はワクチン2回目接種を受けた。
(ワクチン接種日)熱症状が続いた。
9月20日(ワクチン接種2日後)患者は胸部不快感、嘔吐を発症した。病院を受診した。
心電図などから急性心筋炎と結論付けられた。
9月21日(ワクチン接種3日後)加療目的で他院に転院となった。
事象の転帰は未回復であった。
報告したその他の医療専門家は事象を非重篤と分類し、事象をワクチンと関連ありと評価した。他要因の可能性は、ウイルス性心筋炎と考えられた。
報告者意見:CDCの報告を参照し、検査結果などを加味すると、ワクチン接種の副作用による急性心筋炎のようであった。
○(令和3年9月18日)接種
▽17歳の女性
病歴等:偏頭痛
9月18日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。
(ワクチン接種1時間後)接種側、左腕しびれを発症した。
症状は3週間持続した。
その後、左足しびれ等を発症した。
患者は、2回目ワクチン接種を見合わせた。
症状改善せず、検査を行うが、原因不明であった。
初回ワクチン接種から約6週間経過した時点で、ギランバレー症候群を疑う神経所見を確認した。
患者は入院し、検査と確定診断を行っている。
事象の転帰は、未回復であった。
報告者は、事象を重篤と分類し、事象は障害または永続的な損害に至ると述べた。
○(令和3年9月18日)接種
▽16歳の男性
病歴等:報告なし
9月18日 男性患者はワクチン2回目接種を受けた。
(ワクチン接種日)37.8度の発熱を発現した。その直後から、両上肢の脱力が出現した。
易疲労で坐位保持も難しく、5分程度しか歩行できない状態であった。
握力は30kg→15kgに半減していた。
起床時の気分不良(異常感)で、登校が難しい状態となった。
脳血流低下部位があった。
自己免疫性脳炎と診断された。
治療を継続しているが、改善は少しずつであった。
報告医師は、事象を重篤(障害)と分類し、事象とワクチンの関連がある可能性ありと評価した。他要因の可能性はなかった。
事象の転帰(2022/03/30)は未回復であった。後遺症として、四肢脱力、易疲労、睡眠障害があった。
報告医師コメント:筋力も少しずつ改善し、本なども読めるようになった。
上肢の筋力は半減し、歩行も長キョリ歩けない状態は残っていた。
症状のため、学校には行けていないので、さらなる改善が必要であった。
ワクチン接種との関連は、1回目で少し出て、2回目接種直後から、かなりの悪化があり、関連ありとするのが適当であろう。
○(令和3年9月19日)接種
▽56歳の女性
病歴等:自己免疫性肝炎(継続中)通院中
9月19日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。
9月20日(ワクチン接種1日後)閉眼不可、口元が垂れる症状、瞼の腫れ、激痛、舌のしびれ、動悸を発現した。
9月21日(ワクチン接種2日後)顔面神経麻痺、帯状疱疹を発現した。
受診した。突発性顔面神経麻痺(舌麻痺、味覚麻痺)との診断を受け、帯状疱疹から生じる症状とのことであった。1ヵ月の休養指示があった。
9月29日(ワクチン接種10日後)日々症状が悪化した。
麻痺が悪化し、筋力低下も見られた。
疼痛軽減のための点滴施行、リハビリテーションに通院した。
少しずつ疼痛は緩和した。
瞼の閉眼も、時間をかければ少しずつ可能となった。
10月05日(ワクチン接種16日後)検査を実施した。
顔面筋力が最大7%と低下しているため、1ヵ月以内に手術を受けることを勧められていた。
しかし手術には難聴のリスクがあり、高額な医療費もかかるので、まだ手術を受けるかどうか決めていなかった。
10月07日(ワクチン接種18日後)事象の転帰は、回復したが後遺症ありであった。
報告している医療専門家は、事象を重篤と分類し、事象とワクチンとの因果関係は評価不能とした。他要因の可能性は、帯状疱疹疑であった。
報告者コメント:ワクチン接種後より顔面神経麻痺が発症し、リハビリと手術が必要なため、本人より町から国への副作用報告について強く希望があった。
○(令和3年9月21日)接種
▽16歳の女性
病歴等:なし
9月21日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。
不明日(接種後)患者は発熱39.6度、頭痛を発現した。
9/29まで頭痛が継続し、患者は接種医療機関を受診した。
10月05日(ワクチン接種14日後)MRIを受診し、異常なしであった。
10月27日(ワクチン接種36日後)自身に声が響く症状が出て、耳鼻科を受診した。
低音性感音難聴症と診断された。
ワクチン接種まではそのような症状はなく、接種医は有害事象と判断した。
2カ月経過後も症状は続いた。
事象の転帰、重篤性は提供されなかった。
○(令和3年9月21日)接種
▽34歳の女性
病歴等:報告なし
9月21日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。
9月22日(ワクチン接種1日後)全身倦怠感、思考力低下が発現した。
全身倦怠感、思考力低下、めまい、ふらつき、易疲労感、微熱は持続した。
仕事ができなくなった。
3月29日(ワクチン接種189日後)事象の転帰は、回復したが後遺症ありであった。
報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象がワクチンに関連ありと評価した。
報告医師コメント:ワクチン接種による後遺症と思われる。
○(令和3年9月21日)接種
▽55歳の女性
病歴等:報告なし
9月21日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。
2月25日(ワクチン接種157日後)皮膚潰瘍、血管閉塞、血管炎が発現した。
3月01日(ワクチン接種161日後)患者は血小板減少症を伴う血栓症、知覚異常、蜂巣炎を発現した。
左右の足背から下肢にかけての疼痛、発赤、潰瘍が生じた。
抗生剤は奏効せず。
炎症は次第に増悪した。
臨床症状は、四肢の疼痛、圧痛を伴う局所的な腫脹、四肢の発赤/変色/熱感/圧痕を残す浮腫であった。
4月03日(ワクチン接種194日後)患者は3回目のワクチン接種を受けた。
その後、急速に潰瘍の増悪、疼痛を認めた。
皮膚の壊死と潰瘍が著明で、疼痛も著明、日常生活に支障を来す状態であった。
皮膚の生検では皮下の血管の狭窄、閉塞を認めた。
抗炎症薬を使用するも軽快しなかった。
今後はペインクリニックも併診する。
10月03日(ワクチン接種377日後)診断病名は、動脈血栓症であった。
下肢の打ち抜き様の深達性皮膚潰瘍。
皮下組織中の動脈の閉塞と慢性炎症、狭窄が著明。
10月17日(ワクチン接種391日後)事象の転帰は、未回復であった。
後遺症は、下肢の皮膚潰瘍と皮膚の壊死、感染症、著明な疼痛と報告された。
報告者は、皮膚潰瘍、血管閉塞、血管炎を重篤(永続的/顕著な障害/機能不全)と分類し、事象がワクチンと関連ありと評価した。他の要因の可能性はなかった。
報告者コメント:全く問題のない日々を過ごしていた女性に2回目のワクチン投与後に血管閉塞を発症し、3回目の接種後に急速増悪し、壊死が進行している症例である。他の同様の症例の患者を見ても、永続的な後遺症が生じる可能性が非常に高く、永続的に進行することが懸念される。
○(令和3年9月22日)接種
▽17歳の女性
病歴等:なし
9月20日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。
(ワクチン接種3~4時間後)より、患者は物がにぎれなくなった。
患者は左上肢麻痺、末梢神経障害を経験した。
10月08(ワクチン接種18日後)左手関節背屈、指伸展障害はやや改善を示したが、残存した。
患者は、経過観察に置かれた。
11月01(ワクチン接種42日後)未回復であった。
報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象がワクチンに関連ありと評価した。他要因の可能性はなかった
○(令和3年9月22日)接種
▽17歳の女性
病歴等:なし
9月22日 女性患者はワクチン1回目接種を受けた。
9月25日(ワクチン接種3日後)発現していた体調不良が持続した。
呼吸困難、意識レベルの低下、純粋語聾(言葉を理解することだけが障害される)、純粋失読(文字を読解することだけが障害される)、月経異常、注意力障害、浮動性めまい、易疲労感を含む事象の症状は改善していなかった。
神経系障害、アジソン病が発現した。
治療時に、粘膜出血多量を発現した。
スパイク蛋白の影響は否定できなかった。
事象の転帰は、未回復および、回復したが後遺症ありであった。
(12月)月経異常を発現した。
報告者は、月経異常を重篤と分類し、事象はワクチンと関連ありと評価した(理由:卵巣への脂質ナノ粒子、つまりはmRNAの分布)。事象の転帰は、未回復であった。
報告者は、その他事象を重篤(障害)と分類し、事象とワクチンとの因果関係は関連ありと評価した。他要因の可能性はなかった。
報告医師のコメント:ワクチン接種前は、基礎疾患のない健常者であった。ワクチン接種6ヵ月後、学校を欠席していた。
卵巣、神経、副腎に分布するmRNAの影響は否定できないと考えていた。
欠席、受験断念、治療・検査費多額にて、救済のご検討をお願い申し上げます。
○(令和3年9月24日)接種
▽13歳の男性
病歴等:なし
9月24日 男性患者はワクチン2回目接種を受けた。
9月25日(ワクチン接種1日後)激しい頭痛、倦怠感が出現した。
通学が困難となった。
患者は、報告者の病院を受診した。
心外膜炎と診断された。
10月27日(ワクチン接種33日後)患者は入院した。
11月18日(ワクチン接種55日後)頭痛、倦怠感が強く、現在治療中。
症状はわずかに改善している。
未回復であった。
報告者は、事象を重篤と分類し、事象とワクチンとの因果関係を関連ありと評価した。他の要因の可能性はなかった。
報告者コメント:生来健康な13歳の患者に、接種翌日に厳しい頭痛、倦怠感の症状が出現しており、報告されているワクチン接種後の心膜炎と一致すると考えられた。
○(令和3年9月24日)接種
▽44歳の女性
病歴等:なし
9月24日 女性患者はワクチン2回目接種を受けた。
9月25日(ワクチン接種1日後)患者は、38.2度の発熱を発現した。
9月26日(ワクチン接種2日後)から2日間、患者に肉眼的血尿が出現した。
患者は、肉眼的血尿蛋白尿を発現した。
10月04日(ワクチン接種10日後)患者は、クリニックを受診した。
薬内服開始したが、発症4週後も、持続していた。
10月29日(ワクチン接種35日後)未回復であった。
患者は、これまで健康に過ごしてきた女性であった。
報告医師は、事象を重篤(障害につながるおそれ)と分類し、事象とワクチンとの因果関係は関連ありと評価した。他要因の可能性はなかった。
報告者の意見:ワクチン接種後、2日目、3日目に肉眼的血尿が出現し、その後、血尿は持続している。今後、同等量の尿蛋白が持続した場合、腎不全に移行する可能性がある。
○(令和3年9月24日)接種
▽59歳の男性
病歴等:高血圧(継続中)
9月24日 男性患者はワクチン2回目接種を受けた。
9月25日(ワクチン接種1日後)患者は左上腕(接種部位)疼痛を発現した。治療を受けた。
疼痛が4か月以上消えず、左上肢の拳上が困難になっていた。
1月13日(ワクチン接種111日後)事象の転帰は未回復であった。
報告者は、事象を重篤と分類し、事象の結果は永続的/顕著な障害/機能不全と述べた。
ワクチンとの因果関係は評価不能であった。他要因の可能性はなかった。
○(令和3年9月25日)接種(令和3年9月28日)死亡
▽39歳の男性
病歴等:予診票での留意点なし。
9月25日 男性患者はワクチン2回目接種を受けた。
(接種後)38.1度の発熱を発現した。
患者は9/28までは生存が確認された。
9月28日(ワクチン接種3日後)死亡推定日。患者は41.5度の発熱を発現したと推定。
9月29日(ワクチン接種4日後)警察は、患者の安否確認依頼を知人より受け、救急隊が出動した。
救急隊が臨場したところ、仰臥位で死亡していた。
安否確認により、死亡が発見された際、41.5度の体温計記録があった。
外傷はなかった。
報告者は死亡推定日を、9/28(ワクチン接種3日後)とした。
解剖の結果、致命的外傷や死亡に関連しうる疾病の所見は認めなかった。
報告医師は、事象を重篤(死亡)と分類し、事象とワクチンとの因果関係を評価不能とした。他要因の可能性は致死性不整脈の疑いであった。
報告医師コメント:死因は不祥であった。剖検により確定診断が得られず、若年者急死の原因としての致死性不整脈の可能性が残った。この場合、ワクチン接種後の発熱が致死性不整脈の発現に関連した可能性は否定できない。
<専門家評価コメント(令和6年1月26日時点)>
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vol.9時系列の内容は以上です。
国の情報提供における「メリット」「ベネフィット」は、「個人」が「接種の的確な判断に資する」ための「分かりやすい」ものとなっているのでしょうか。
あらゆる対象集団を一括りにした「接種のメリット>リスク」との情報提供は、適切と言えるのでしょうか。
vol.10に続きます。
vol.8はつぎのとおりです。