(2022.12.21)
⇒つぎのとおり、症例経過が報告されています。
▽19歳の男性
病歴等:
(9/04および9/25)ワクチン(モデルナ)を接種した。
7月29日 男性患者はワクチン(ファイザー)3回目接種を受けた。
接種部の痛み、37.4度の発熱、脇腹の痛み、倦怠感などがあった。
8月01日(ワクチン接種3日後)ベッド上で死亡しているのを発見された。
突然死が発現した。
8/02行政解剖の結果、心筋炎を伴う急性循環不全での死亡であった。
心筋組織の炎症所見があった。
詳細:全周性に心筋間質に浮腫、心筋線維の萎縮があった。
心筋壊死/変性部に炎症細胞浸潤が点在した。
報告者は事象を重篤(死亡)、ワクチンに関連ありと分類した。他要因の可能性はなかった。
報告者の意見:病歴のない、若い患者が接種後3日目に急死した。ワクチンとの関連ありと考えた。
報告書上の記載(死因等):心筋炎
<専門家による評価(令和4年12月16日時点)>
ワクチンと死亡との因果関係評価:γ(情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの)
<専門家コメント>
剖検による心筋の炎症所見から、心筋炎の診断は確定されている。ワクチンとの因果関係については、心筋炎は市中感染症などを契機として自然発生することが知られている疾患であるため、ワクチンによる心筋炎なのか、ワクチンとは関係の無い自然発生した心筋炎なのかを判別することは困難である。以上から、ワクチンとの因果関係を有と判断することはできないと考えた。
事例については以上です。
最後に。
以前に新型コロナワクチン(ファイザー、モデルナ)の添付文書が改訂された際、「心筋炎、心膜炎」は「重大な副反応」の項に追記(2021.12.03)されました。
また同時に、「重要な基本的注意」及び「その他の注意」の項から、ワクチンと心筋炎、心膜炎との「因果関係が不明」である旨の記載は、「削除」されました。
理由は「10代及び20代の男性において、概ね全ての解析で、一般集団と比べて報告頻度が高いことが示された」などとされていました。
心筋炎、心膜炎についてはつぎのとおり、未だにワクチン接種との因果関係が肯定された事例はなく、副反応疑い報告制度に基づく「専門家による因果関係評価」により「(α)ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの」と評価された事例は「0件」です。
○副反応検討部会(令和4年12月16日)資料より数値を拾って計算したもの
⇒専門家の評価が確定した心筋炎、心膜炎疑い事例は計586件(11/13時点)です。
⇒そのうち(α)と評価された事例は「0件」です。
そしてこの事実は、これまで「専門家による因果関係評価」において、ワクチン接種後の心筋炎、心膜炎のリスクについて適正な評価が、全くできていないことの「証」であると感じています。
因果関係が肯定された事例がゼロだからと言って、ワクチン接種後のリスクがゼロとは言えないのだと感じています。
なお現在、接種後の死亡として専門家の評価が確定した事例は1918件(11/13時点)ですが、死亡における「専門家による因果関係評価」において(α)は、ゼロ件です。
以上です。
<備考>
⇒以前、心筋炎リーフレットについての議論において「接種しても得をしますよというのは、誤魔化し」との意見が、つぎのとおりありました。
