こんばんは。


池井戸潤さん原作の『銀翼のイカロス』を読み終えました。

図書館は名作の宝庫ですね。


下矢印


本作は、すでに堺雅人さん主演でドラマ化もされている作品。

私はドラマを先に観ていたので

登場人物の表情や声が自然と頭に浮かびながらページをめくりました。

 


舞台は会社という枠を超えて

公共交通や政治の領域にまで広がり少し複雑。

でも、その中にしっかりと描かれていたのは

誠実に働く人たちの姿”でした。



特に印象に残ったのは

広報部次長・近藤と主人公とのやりとりです。


近藤は主人公の同期でありながら

かつて心の病で一度倒れた過去を持つ人物。

(そのような描写が初めて登場した時にありました。)


表舞台である営業のような花形部署ではなく

広報という違う畑からの立場で静かに

しかし確かな覚悟を持って戦っている姿が描かれていました。



彼の言葉や行動からは、

目立たなくても信念を貫く人間の強さ”が

にじんでいて、読みながら胸が熱くなりました。



それぞれが異なる立場から

巨大な権力や理不尽に立ち向かう様は

まるで異なる翼を持つ者たちが

同じ空を目指して飛ぼうとするようでした。



誰もが両翼を持っているわけじゃない。

でも、自分にできる方法で羽ばたこうとすることには、等しく意味がある――そんな風に思わされました。



池井戸作品ではよく「最後にスカッとする展開」が語られますが



本作はその裏側にある“陰で支える者たちの想い”にも丁寧に光が当てられていたように感じます。



正しさとは何か。

信念を持って働くとはどういうことか。



静かな読後感とともに、そんな問いが胸に残りました。



もし、私の本作に感じた点について共感いただけましたらいいね!をしてください。

 

ありがとうございました!