こんばんは。
最近、『子供と大人のメンタルヘルスがわかる本』(十一元三谷 著)を読みました。
これまで、うつ病や双極性障害、統合失調症は
製薬会社での勤務経験からある程度の知識はありました。
でも
ADHDやASD、アスペルガー症候群
PTSD、学習障害(LD)など
の診断基準、特徴については、実のところ、ちゃんと区別して理解しているとは言えませんでした。
この本を通じて、それぞれの症状の特徴や違い
そして社会的な支援の必要性について
丁寧に学ぶことができました。
「グレーゾーン」と言われる子どもたち
本の中では、「まだ診断はついていないけれど
何かしらの特性がある子」へのまなざしについても触れられていました。
親同士の会話でよく耳にする
「あの子、ちょっとグレーだよね」という言葉。
一見すると曖昧にぼやかしている表現のようにも感じられます。
でも、その裏には「ちょっと変わってるよね」「なんとなく違和感があるよね」といった“線引き”の感覚が含まれていて
それが偏見や距離感を生んでしまうこともあるのだと思います。
日本の児童精神保健は、まだ「後進国」
本書でも語られていましたが、日本の児童精神保健の現状は、医師の数も制度の整備も、決して先進的とは言えません。
加えて、社会全体のメンタルヘルス・リテラシーの低さが、それに拍車をかけています。
「正しく知ること」が偏見をなくす第一歩。
そして、「知っていること」が、必要なときに誰かを助ける力になる。
「知らなかった」ことで、あたふたしてしまった過去
この本を読みながら、ふと思い出した出来事がありました。
数年前、友人と忘年会で居酒屋に行っている時
私の目の前で突然白目になり全身を震わせてしまいました。
私はあたふたして、何が起きたのか理解できず、ただ右往左往するだけでした。
後でわかったのは、それが「てんかん発作」だったということ。
そのとき、もし私が発作時の対応を知っていれば、もう少し冷静に、友人を守る行動が取れたかもしれない……
そう思うと、自分の無知を悔やみました。
(その友人はその日たまたま抗てんかん薬を飲み忘れていたそうで大事には至りませんでした。)
リテラシーとは、「安心して関われる力」
“知識がある”ということは、「あの人、ちょっと変わってるね」で終わらせずに
「どんな環境がこの人にとって心地いいのだろう?」と考えられる視点を持つことなのだと思います。
医療者でも教師でもない私たちができることは限られているかもしれません。
でも、本を通じて知識を深め
自分なりに理解を深めようとする姿勢は
きっと子どもたちや困っている人へのやさしい眼差しにつながっていくはずです。
終わりに:知ろうとすることから始めたい
メンタルヘルスは
見えにくいからこそ誤解されやすく
そして、身近にあるからこそ
正しく知っておくべきテーマだと改めて感じました。
「知ることで、誰かの支えになれる」
そんな想いを大切に
これからも学び続けていきたいと思います。
📘 紹介した本はこちら
👉 子供と大人のメンタルヘルスがわかる本 精神と行動の異変を理解するためのポイント40 [ 十一 元三 ]
ありがとうございました。