古代ギリシャで世界最初の動物園を作った人 | キャリア・読書・人生の窓

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汝の一日、かくの如く終れば、汝の一生もまたかくの如し。
そうだ、今日考えたことを書き留めておくことにしよう。

 3月7日は古代ギリシャの哲学者

アリストテレスの命日。

(紀元前384~紀元前322年)


 アリストテレスは17歳のとき、プラトンの学園

「アカデメイア」に入る。

つまり哲学者・プラトンの弟子になった。


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 対話形式での著作を残す一方、プラトンの

「イデア論」への批判を通じて、独自の立場を

確立した。


 そして自身の学園「リュケイオン」を開き研究

を行なった。

①「第一哲学」つまり狭義での哲学

②物理学や天文学などの自然学

③論理学

④政治学

⑤倫理学

などを学び、それら学問全体を広い意味での

哲学と捉えた。


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 アリストテレスがもたらした学識は多岐膨大。

その完成度が高かったことから「万学の祖」と

呼ばれ、今日までの彼の影響は計り知れない。



 ・・・・・アリストテレスは世界最初の動物園を


     作ったそうね。


     子どもたちに遠足の場を作ったの?


~~  そうじゃない。


     それはまあ


     子どもたちも訪れただろうけれどさ・・・


     そんなことが目的ではないのだ。


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 アリストテレスは、動物を観察して、
どんな特徴があるか、どんな性質を持っているかを
こと細かく記録して、

「この種類の動物と、あの種類の動物は、
 こういう共通の性質を持っている。
 じゃあ、そういう性質を持っている動物は、
 『○○』と名前をつけて、分類しよう」


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という感じに、知識の体系化をやりはじめたのだ。
そのためには多くの動物を集めることが必要なのだ。


それは、動物だけではなく、植物や
「夜空の星(天文学)」から「天気(気象学)」にいたる

まで、あらゆるものを対象にして、
アリストテレスは、知識を集めては整理して、
カテゴリ分けを行い現在の学問の基礎を作り上げた。

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つまり、
「物事を観察して、その記録を蓄積し、
 性質や特徴を見出しては整理していき、
 知識をきちんと体系化して構築していく」

という科学の基礎はアリストテレスが作り出したのだ。


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 ところで動物に関する体系的な研究は古代世界

では東西に類を見ない。

イスラーム哲学 や中世スコラ学 、さらには近代哲学

論理学 に多大な影響を与えた。


 また、マケドニア王アレクサンドロス3世

(通称アレクサンドロス大王)の家庭教師でもあった。

アリストテレスは、 を愛することが人間 本性

あるがゆえに、人間は「知を愛する」と考えた。


 ギリシャ語 ではこれをフィロソフィア (Philosophia)と

呼ぶ。

フィロは「愛する」、ソフィアは「知」を意味する。

この言葉が「哲学 」になった。





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(注)来歴等に関する出典はWikipedia他