台風は遠退き雨が残る朝

雨戸の部屋で、風や雨の音も

知らずに安眠

なにより、気温が下がり

冷房要らずの睡眠は心地よし


台風のお陰で

昨日から取りかかった盆栽

後回しにしてて、ぼうぼう😱

に繁る松に挑む


これが、チクチクと葉の先

が手を刺し痛い!

4.5本に整える作業に要集中力


集中力なしなので分割作業

三段の一番広い下の枝を昨日

今日は二段目と、コツコツ

苦手なコツコツと修業中😁

もう一鉢あるえーん頑張ろうー







嵐が来るという前日

風も強くなった午後に夫面会

幸運にリハビリ時間帯に遭遇

嬉しい事がある


夫に写真撮って貰うため

車椅子で病院の玄関へ行くと

思わぬ話

「風は強いですか?」と

聞かれる


「私もご一緒してよいですか」と

問うと

「ぜひ、ご一緒に」と

面会時間は15分間なのに

リハビリ担当者は緩い😃✌️


作業療法士の学生さんが

実習で夫を担当

その成果が夫に「写真を撮る」

シャッターを押す作業を

させること


写真を撮るのは

彼のアイデンティーそのもの

長く写真をやってきた


学生さんが

家族への聞き取りのおり

夫の人柄、やってきたこと

夫の人生を聞いてくださる


夫は表現者で

絵をかき、カメラをやり

シニアの劇団の団長をしていた

そんな事を話す

その中で写真は

審査員するくらいの役割を

担っていたと話す


夫の人生を受け止め

夫を尊重し

今回の実習の課題に選ばれた

ことに感動した

人して認められことに嬉しかった


指導者が、夫の人間復活を

最初にしていただいた方で

やはり指導の視点が違う感動


写真はお見せできないが

夫は最重度の障害者で

寝たきり状態


車椅子に座るのもやっとで

両手も自由には動かない

しかし

残存する動きで、シャッター

が押せるように工夫

携帯画面が見えるように

固定する台を工夫され

自助道具が作られていた


夫が被写体にするだろう

とおもう

郵便ポスト、傘立てなど

車椅子で近くへ押す


力のない指で

リモートシャッターを押す

信じられないこと

その機能が残っていると


考えられない光景でした

夫の意志で撮った私の写真が

一枚ありました

おどけてる滑稽な私でした


彼の作品からは

程遠い、幼稚な写真ですが

夫が撮ったことに

間違いのない写真を数枚撮影

お風呂上がりで、

すぐスイッチオフになる状態

なのに

目もしっかりは見えてない


それでも、長年やってきた事を

工夫し、やらせてもらい

深く心にしみました


指導者と学生さんに感謝です

夫は、もっと嬉しかったで

しょう


言葉も表情でも

表現できませんが

「私にはわかる」です😁


そんな貴重な時間を

与えられた私たち


あの時

延命治療、気管切開を選ばなかったら、、、

あの時

胃ろうを選択しなかったら

と思う日々です

危篤状態を三度も経験


色々な価値があり

私は延命治療を選らばないと

早くから宣言してましたが

夫は明確にせず

母親には出来るだけの医療を

望みました


とうとう、夫婦で自分は

どうするかの話し合いせず

急転直下選択を迫られ

家族の選択で

夫は命をつないでいます


彼は話せません

本当は、どう思ってるだろうと

いつも胸が苦しくなります


ただ、言えることは

夫は生きている

生きてて良かったと思う

瞬間を持って欲しい


それを実現してくださった

作業療法士さん達に感謝です

彼の取り巻く担当医師、

医療スタッフさんに感謝です


まだ、答えは出ません

夫も私も生きてます


この現実と向きあうこと

私と夫に課せられた宿命

その答えは出るでしょうか

と時に思う