朝から緊張し準備

今日は夫の4年ぶりの外出

外出と言っても病院敷地内だが

外へ出る


新緑の山をみて

家族で団欒少々と計画


コロナの後も面会制限あり

15分時間と人数の制約

桜を見に行っくことを励み

頑張ってきたが夫は

寸前で

不調で桜見物には行けず


敷地内の散りかけた桜を

見せにリハビリスタッフが

連れて下さったと後に聞く





それを聞き、近くの菩提寺の

八重桜見物を希望

が、娘を都合がつかず

新緑の見物に変更する


主治医から許可がでて

楽しみに待つ

看護師長さんや若きリハビリスタッフが交渉してくださったと聞く




今日がその当日

早起きし諸々の準備をする

帽子はハンティング

病衣のうえのストール

日傘は買う

膝掛け、メガネなど

ペロペロキャンディも 




訓練で夫が唯一口にできるもの

キャンディの訓練も

口腔ケアも嫌がるようになってしまったけど、水も飲めない

もちろん食べることも出来ない

夫に準備する


娘家族全員来てくれる話が

当日朝に下孫が拒否

婿殿と留守番

わずか、40分の時間だが

大きな一歩貴重な時間だった


病室から外へ出れた

車椅子に40分座れた

外の空気が吸うことができた

家族と談話できた

夫は言葉が発せないが

瞬きで意思表示をする


一緒の時間を過ごす

中孫はテニスの素振りを

夫に見せてくれ

上孫は車椅子を押してくれる

兎に角、夫に優しい孫たち


下孫の反乱は私は良かったと思う

嫌と言えたから


下孫は、小さい頃から同室の

患者さんたちに怯えた

格好が違うのが異様だったろう

それに夫も

夫も咽頭にカニューレがあり

酸素チューブがある状態

「それを抜いたらおじいちゃん

良くなる?」

回らない口で母親に聞いたそうだ


幼い彼から見たら

老人の病人は異様だろう

嫌と言えて良かった


それを超えて理解する時が

来ると思う

優しい心根の彼だから

心が嫌がって当然だと思う


そんなハプニングもあったが

夫が家族と時間を過ごせた

山の緑が見えたか不明

私の思いだけだと思う

また家へ外出可能かもと

希望を持つ

これも私のわがまま


私一人では出来ない自覚

娘を頼る

娘のサポート、孫たちの手伝い

で叶ったことで嬉しかった

夫はもっとだろう


最後に院内の談話コーナー

で、娘がマッサージを

してあげたら、

とても穏やかな顔


中孫は母親の仕事を垣間見

「さすがお母さん!」

と口にしていた

夫の一言で言語聴覚士になった娘の発揮どころだった


穏やかないい顔は

夫からの

最高の感謝表現だった

良い1日なる