今年も桃が届く♪


この時期に

桃を安く分けてもらい

朝食に食べる贅沢を味合える


友人の娘さんが果樹園に嫁がれ

それから桃は定期的に届く




日頃お世話になっている方々

にも、お裾分けをする

一番送りたかった人

そして喜んでくれた人

そんな義姉が亡くなってから

もう三年がたつ


癌の末期の闘病中でも

気丈にも一人暮らしをし

この時期に桃を贈ると

電話でも話、律儀に

きれいな筆文字で

葉書のお礼状も来ていた


海外や東京にすむ子ども達の

同居を断り

住み慣れた家で最後を迎え

入院し二週間でなくなった


「一人暮らしはなんとかなるよ

最後に頼れるお医者さんを

探しておくのよ」

言葉を残してくれた


義姉のような最後を迎える

自信はないが近づきたいと願う


劣等感の強い私に

自尊心や自己肯定を

持たせるよう言葉かけをして

くれた義姉は

最後まで私を案じてくれた


桃の時期になり

もう送れないことに気づき

その度に寂しくを思う


今朝、友人の娘さんが

ご夫婦で桃を持参してくださる

いつもは、友人が届けてくれるが

昨年から世代交代


娘さんを赤ちゃん頃から

知っており

おかあさんになり

友人と同じく遣り甲斐ある仕事

をされてることに知り

嬉しかった


彼女の旦那さんの作る桃は

相変わらず美味しい

少し固いので追熟させてから

食べよう


仏前にお供えした桃から

香りが部屋に漂う

当分幸せな朝が続く♪