長電話が二本ある

一人暮らしの友人二人から

電話がはいる


この寒さの強制お篭りは

お互いに心寂しく

おしゃべりが長くなる


おしゃべりしていると

身体も心なしか

あたたまり

お口の動きもスムーズに


昔は、世間話が苦手で

おしゃべりが苦手

今もおしゃべりは上手くない


が、二人とも

おしゃべりが上手で

時間を忘れ、時に笑え

声を出せる有り難さを思う


昔は長電話は時間泥棒と

思っていた

今は身体も心もほぐれる時間

になる


最後は、

「元気にしておこうね」

と言って終わる


独り暮らしの戦友たちに

励まされ共感しあい

今日も暮らしている