夫が倒れた日から

今日で5年目になる


毎年3月にはいると

私はこころが不安定に


その日がくると

息苦しい一日となり

家に居れず彷徨っていた


しかし、今年は3月は

意識はするが、あの不安定さ

は襲ってこなかった

時薬が効いてきた


後悔や自責念、喪失感は

今も時々襲ってくるが

自分なりに受け入れ

対処がうまくいくように

なったと思う


人生が変わってしまった日が

今年もきた


夫も私も暗転した

人生のフルーツを味あう

二人の時間はなかった


夫は倒れる前の10年間は

青春で濃厚な日々を

すごしたのが

私の唯一の救いになる


私も夫も生きている

そして

これからも生きて行く

そして、いつかは私も夫も死ぬ


覚悟はなかなかできない

夫のがんばりが

私を励ましてくれる

踏ん張ろうと


私は夫に何もしてあげれない

振り返ると夫が私を見守り

自由にさせてもらった

人生だった

経済的には厳しい人生だったが

小さな幸せがいっぱいだったと

今は思える


夫が好きだった私らしい私で

いたいけど、

なかなか難しい


もうすぐ桜が咲くよ

おとうさん!