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おうちサロン「いとつむぎ」
Satomiです


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80歳の体で10時間の難しい大手術

手術しないと余命1年

あなたならどうしますか?

あなたのご両親がそうなったらどうしますか?

迷いなく大手術を決断したお義母さん
いつも前向きなお義母さんらしい決断です
 前回の記事↓


実際は11時間の大手術でした
それでも翌日は話も出来て
自ら立ち上がり車椅子に乗る元気さ!

さすがお義母さん!!

しかし、手術から四日後
容態が急変し心肺停止
心臓マッサージで蘇生し
人工呼吸器をつけました

それでも意識は戻り
「座りたい」「立ちたい」
「アイスが食べたい」と意欲をみせて くれて

私達も希望の光を失いませんでした

お医者様に
「今、徳島で 一番重篤な患者さんと言っていいような状態です」
と言われて、ようやく現実を受け止め


日に日に希望の光は小さくなり


毎日がとても大切な時間となっていきました


あれほど

頑張り屋さんだったお義母さんも

容態が悪くなって2週間を過ぎたころには


「もう頑張れない、もういい

 あとはお前たちが頑張れ」 


と、声の出ない 口で おっしゃったそうです


天井を見て微笑む姿を見て

義妹が


「どうしたん?お父さんがおるん?」


と聞くと、頷かれたそうです



最期の時は、主人たち三兄妹で

命の灯火が消える時をしっかり見届け

看取ることができました


最後まで強く、頑張る姿を見せてくださったお義母さんから

私達は多くを学びました


 
大好きな山のおうちに戻ったとき
お義母さんは少し口を開けて
微笑んで、ただ寝ているだけのようでした。

翌日から山の麓の葬祭会場にて
葬儀が執り行われ

子、孫、ひ孫、
お義母さんに育ててもらった多くの親族
過疎の進む山奥で、共に過ごしてきたご近所さんたち
沢山の方が見送りに来てくださいました


お義母さんの生前の希望だった
大好きなお花を
いっぱいいっぱい棺に入れました



大きな悲しみと
それよりも更に大きな
「感謝」に包まれて
お義母さんは見送られ
骨になって、再び、
山のおうちに帰りました



翌朝、明るさで目が覚めると
ちょうど向かいの山から陽が昇るところでした


みんなでぞろぞろと外に出て
美しい日の出を拝みました


澄みわたる空気
鳥の鳴き声
遠くの川のせせらぎ
360度の豊かな緑

お義母さんの大好きな山のおうちは
本当に素晴らしい所です

雲ひとつない快晴…
と、思って振り返ると

家の上にだけ雲が…


龍雲だ!

くねくねと龍がおうちの上にいました

亡くなったお義父さんが辰年

お義父さん龍の背中に乗せてもらって
ご機嫌なお義母さんの笑い声が聞こえそうでした

魂の故郷へと旅立つ姿を見せにきてくださったと本当に思い、感動しました

滋賀への帰路

彩雲や虹🌈が現れ

美しい空の旅を
お義父さんとお義母さんが
楽しんでいるように感じて

感謝と笑顔と涙で
車中から空を眺める私でした


棺に花を入れるとき
地域柄なのか、
年配の方たちはみな同じ言葉を送っていました
とても優しく心暖まる言葉

 姉やん、ありがとう
 ええとこお行きよ



お義父さんに
ええとこへ連れてってもらってね
お義母さん…

ありがとうございました

またいつか会いましょうね