タイトル 「天使の羽」 882 その頃、小春は 病院を去る拓海の後を、 追いかけていった。 みさきは、母の慌てた様子を見て、 思わずあとをつけた。 小春は拓海に声をかけた。 拓海と小春が、何かを話してる。 みさきはまるで、 探偵になったような気分だった。 木の陰から、 二人の会話に聞き耳を立てた。「探偵ナイトスクープ」より