タイトル 「天使の羽」 あらすじ(ネタばれあり) | 可愛い君に愛を囁きたい

可愛い君に愛を囁きたい

みぃたんと忍者たなかーず

 中塚総合病院の屋上から沙希の母奈菜が飛び降り自殺をする。


 同乗者の娘沙希が自動車事故にあい、車椅子生活になったことを苦にしたものだろう。


 事故の時沙希の体に虐待の痕があった。


 みんなは父親拓海を疑う。それは奈菜に接する態度などからだった。

沙希は母が飛び降りた時天使の羽がふっていると言った。


そしてその日から、不思議なことが起こり始める。


沙希はいろんな人に力を与えていくようになる。


中塚病院で落ちこぼれのひなた。


病院の娘に生まれながら、介護士をしてることに劣等感を抱いている。


ひなたは沙希といる時、人の背中に羽がはえて見えるようになる。


それはその人の気持ちのバロメーターなのか?


翼を羽ばたかせてるものは次々に退院していく。


ひなたの姉のみさきは奈菜の自殺が自分のせいと責めていた。



そんな時突然フィギュアスケート界のスター翔太が入院してくる。


翔太は靭帯を切り、選手生命を危ぶまれている。


そんな翔太の介護をひなたが担当することになる。


苦悩するリハビリ。そんな中ひなたと同期の介護士鈴音に翔太は関心を寄せる。


鈴音はかつてフィギュアの選手だったのだ。挫折して、介護士をしていた。


翔太との出会いでふと訪れたスケート場で、鈴音はまるで翼がはえたかのように4回転ジャンプをきめる。


それをたまたま見ていた畠山コーチ。


鈴音を迎えに病院を訪れる。


一度は逃げ出したスケート。戻りたくない鈴音。



説得しスケート界に戻るがなかなか4回転ジャンプを飛べない。



奈菜の自殺を引きずるみさきは外科の道でなく、心療医をめざす。


そこで恋人を捨て、政略結婚をするようにせまられる。


それを受け入れるみさき。ひなた一人反対する。


そんな日々の中、翔太が退院し、鈴音とともに練習を始める。


オリンピック候補の翔太。それでも手術後4回転ジャンプが飛べなくなっている。


オリンピックを賭けた試合。翔太は優勝。


鈴音もまた4回転ジャンプをきめる。


それをたまたま観戦していた沙希に奇跡が起こる。


沙希は車いすから立ち上がったのだ。


それを見た鈴音は試合を忘れ、沙希を抱きしめてしまう。


オリンピック候補を逃したものの鈴音はそれほど気にはしてなかった。


そんな中沙希の父親が自殺を図る。


沙希が有名になったせいで、児童虐待疑惑を責められたからだ。


しかし実は犯人は拓海じゃなかった。


母親奈菜による虐待だったのだ。


拓海は実は奈菜から沙希を救おうとしていたのだ。


登場人物が偶然の出会いによって、それぞれに成長を遂げていくストーリー。