今日はタブロイド風に書いてるセニョリータ | 可愛い君に愛を囁きたい

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みぃたんと忍者たなかーず

リストの「ラ・カンパネラ」


この曲もフィギュアでたまに使われる曲だ。


今でもこの曲をちゃんと弾ける人がほとんどいないという


超難易度の曲。


この曲は当時の天才バイオリニスト、


パガニーニの演奏を見たリストが


驚いて書いた曲。


今でいえばエドワード・ヴァン・ヘイレンの「ライト ハンド奏法」を見て、


かっちょええーと、ピアニストが真似したようなもの。


ビデオもなかった時代だから、


パガニーニの演奏法はずっとわからなかったらしい。


パガニーニの衝撃は大きくて、


あの当時のクラシック音楽に、


「パガニーニの主題による」というタイトルがやたらと多い。


「ラ・カンパネラ(鐘)」も


「パガニーニの「鐘」による」とタイトルがついてる。


しかし「ラ・カンパネラ(鐘)」は若い頃に書かれた曲が最も難しく、


その曲が世界でも難しい曲として知られている。


普通はのちに何度も書き直され、


簡単になった「鐘」が支流となっている。


リストの心境の変化なのか、


難しかった「鐘」は聴きやすい曲に改良されていく。


若い頃は技巧に走り、腕を自慢したかったのだろう。


歳をとって、曲をいい曲に書き直したのかもしれない。


リストの心境の変化はどこにあったのか。


ロックスターみたいな人気があったリストは


突然聖職者に変貌する。


危ない新興宗教にかぶれたのか?


違う。


カトリックに身を捧げるのだ。


その発端は、何か。


スキャンダルまみれのリストが


結婚をしたいと、何度もローマ法王に懇願してる。


ところがそれは叶わなかった。


相手には旦那が!


そう、今の芸能ニュースみたいだ。


カトリックは離婚を認めない。


相手はカトリック教徒。


10年以上に渡る懇願も、


叶わず相手は尼寺へ。


そしてリストもまた聖職者になった。


この相手こそ、「愛の夢」を送った相手、


カロリーネ・フォン・サイン=ヴィトゲンシュタイン公爵夫人


リストが結局本気で好きになった相手はカロリーネだったんじゃないの。