タイトル 「天使の羽」 682 ひなたは明日の仕事を理由に、 早めに切り上げ、 タクシーで家に戻ることにした。 鈴音と翔太が店の外まで 見送りにきてくれた。 すでに酔っ払っている鈴音は 足取りがおぼつか無くなっている。 そしてつまづいた瞬間、ふらついた。 それを翔太が支えた。 その瞬間、二人が見つめあい、 笑うのをひなたは見た。 ひなたは 思わず目をそらしてしまった。