タイトル 「天使の羽」 978 | 可愛い君に愛を囁きたい

可愛い君に愛を囁きたい

みぃたんと忍者たなかーず


「あなたの言いたいことは分かってるわ」


 小春はみさきの意図を汲み取っていた。


「でも少しだけ、今のままでほっておきなさい」


「虐待の誤解を解いてあげれば、


 みんなも賛成すると思うの」


 小春はニヤリとブキミな笑みを浮かべた。


「とにかくこれは命令よ。


 余計なことはしないで。


 私には私の考えがあるんだから」


 みさきは母に怒りさえ感じていた。


 それが顔にあふれ出していた。


 それを察したのだろう、


 小春はみさきを睨みつけた。


「私が黙ってと頼んでるのよ。


 だから秘密にしなさい」


 母は高圧的にみさきを押さえ込もうとした。