タイトル 「天使の羽」 962 | 可愛い君に愛を囁きたい

可愛い君に愛を囁きたい

みぃたんと忍者たなかーず


鈴音を変えてくれたもの。


それは沙希であり、


自分のスケートで、


誰かが幸せになっていると


実感できたからかもしれない。


鈴音は毎日のように、


4回転ジャンプの練習を繰り返した。

 

 だって4回転ジャンプを跳ぶと


 奇跡が起こるんだから。




 それって、とっても素敵なことだから。


 何度でも経験してみたい。


 何度でも、何度でも。


 あの日の発言を思い出し、


 あの感じた幸せな気持ちを


 心に刻んでいた。