タイトル 「天使の羽」 938 | 可愛い君に愛を囁きたい

可愛い君に愛を囁きたい

みぃたんと忍者たなかーず


「次の試合、イタリアでしょ」


「えっ、次……」


翔太は来年の東京で開催される


世界選手権のつもりだった。


「次の試合で跳んで見せて」


 沙希は翔太の服の端をつまんで、


 引っ張った。

 

 この子、将来、


 おねだり上手になりそうと鈴音は思った。



 そのうち、ライバルになるかもしれない。