タイトルは夏だけどほぼほぼ冬の話だった「美しい夏」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


20世紀イタリア文学の巨匠チェザーレ・パベーゼが1940年に執筆した名作小説「美しい夏」を、イタリアの女性監督ラウラ・ルケッティが映画化した青春映画です。

1938年。トリノの洋裁店でお針子として働く田舎町出身の16歳のジーニアは、3歳上の美しく自由なアメーリアと運命的な出会いをする。ジーニアは画家のモデルとして生計を立てるアメーリアに誘われて芸術家たちが集う魅惑的な世界へ。思春期のジーニアと自立した女性としてたくましく生きるアメーリアは、互いの姿に自分の未来と過去を重ねながら、徐々にひかれ合っていき…


モニカ・ベルッチとヴァンサン・カッセルの娘ディーバ・カッセルがアメ-リア役で彼女観たさに来ましたがヒロインはジーニアなので出番少なめでした。

しかし、母親の遺伝子をかなり受け継いでいて、モニカを現代的なスマートで洗練したようなビジュアルです。

ただ母親ほど肉感的なボディではなく、スラリとした体型なのが印象的。顔はベルッチ顔だけど。

とはいえヒロインはジーニア役のイーレ・ビアネッロで彼女の方が初体験シーンや全裸でモデルをするシーンがあったりでかなり体当たり演技をしていました。

ああいう地味なヒロインがそういう目にあう感じはなんかいいです。

タイトルは「美しい夏」ですが、ほぼほぼ冬のエピソードが続き、ラストに夏のシーンがあり、タイトルはそこに由来していました。

ディーバ・カッセルが今後どんな女優になっていくのか楽しみになる作品でした。