
仙台の団地に住むいじめられっ子の少年は転校生との出会いをきっかけに父親の背中を追ってアイドルを夢見るようになり、成りあがっていく。生まれてから死ぬまでにさまざまな呼称で呼ばれながらも「誰からも本当の名前を呼ばれることのなかった男」の波乱の100年の生涯を、高齢ドライバーや芸能界の闇、若年層の不詳の死、戦争といった社会問題を背景に、それぞれ主人公の「別名」の10章で描く。

鈴木監督は初めて名古屋に来たそうです。
最初はタイトルが浮かんで名前が変わっていくのが面白いかと思い長編第1作にしたと。
画角やタッチを変えていくのは決めていたと。
いろんなことを章ごとに挑戦しようと思っていたそうです。
短編の頃から映画館でやって飽きないことを意識していた。
クラファンでお金を集めて、コツコツとこれだけ作り続けていたと。
29歳で母と二人暮らしで1年半くらい1人誰にも見せずに作り続け、「音楽」岩井沢監督に相談したら、プロデュースしてもらえることになった。
これで劇場公開が決まったと思い、ラストは暴走出来たと。
自分でもなんであんなラストにしたんだろうと思ったとか。
声優は岩井沢プロデュースでいろんな事務所に堂々とオファー出来て、希望通りのキャスティングが出来たと。キャスティングは声優さんを知らなかったこともあり、いろんな業種の人を起用したと。
宇野さんのひろし人気がナンバー1らしい。
中島さんのクズは顔まで見えてきたと。
津田さんの白取はよくぞという感じ。監督が無名だったから、コンプラガン無視で描けたとか。
アイドルの性加害、震災や老人の自動車事故とか思うことは全部のテーマにあると。
謎に映倫は何も指定をつけなかったから子どもが観て面白いということも。
アニメだから丸くなって映倫は通ったのかも。
ラストは映画の飛距離がある方が面白いと思いバキバキで作ったと。
なぜひろしが担任の車が借りれたのかなど、謎は全部パンフレットに書いてあるそうです。
小道具を膨らませるのも好きでラストはああなったと。全て理由はあるけど、そこは説明をしないと。「2001年宇宙の旅」とかも観たこともないと。
サイズを変えていくのは演出しているアピールだと。グザヴィエ・ドランとかギャスパー・ノエの影響とか。