舞台挨拶付きで観た「きのう生まれたわけじゃない」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

2023年4月に他界した福間健二の長編監督第7作です。


今日も学校にも行かず、川べりで夫を亡くしたばかりという岬という女性と知り合い、心を通わせる。一方、若い頃に妻を亡くした77歳の元船乗りの寺田は、老人たちが集まって屋外で飲み食いする「憩いのベンチ」に参加するようになっていた。ある日、たまたま通りかかった七海と知り合った寺田は、「憩いのベンチ」を抜け出し、七海と2人で時間を過ごし…

福間監督の命日に監督の遺作を公開。

福間惠子さんと出演の今泉浩一さんの舞台挨拶付きで観ました。

福間監督作品のスコーレ上映はコロナ禍で「パラダイスロスト」でリモート舞台挨拶となり、監督に来てもらうことは叶わなかった。

今回は大学時代の作品や福間さん出演の若松監督作品がやるのはスコーレくらい。

今泉さんは観るたびに気持ちが変わると。きょうは福間さんに会いたくなったと。

今泉さんは完成してから監督に会えていなくて、監督に意見を聞けてないと思い出したと。

惠子さんは客観的に観れなくて、観るのが辛かったと。今はやっと役として観ることが出来るようになった。

今泉さんは福間監督のデビュー作品以来の出演。

監督はドストエフスキーの「白痴」を今泉さんでやりたいと思っていたとか。

今泉さんは自分の役はその役だと感じていたと。

撮影は10日間。だいたい7~10日で撮影していたので、意外に楽な10日間。

くるみちゃんが中学生だったので遅くまでの撮影にならなかった。
スタッフは最近の作品から総入れ換えで緊張感はあった。
今泉さんには瑞々しい現場に映ったと。
惠子さんなら観たら「パラダイスロスト」で一区切りつけた印象があると。
明日は「急にたどりついてしまう」。惠子さんは今泉さんの出演シーンで泣いてしまうとか。