もはや現代版の「カンバセーション盗聴」だった「フィクショナル」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

短編「カウンセラー」で注目を集めた酒井善三監督による新感覚のドラマです。大森時生がプロデュースを担当し、ショート動画プラットフォーム「BUMP」で配信されたWEBドラマを劇場公開。

映像制作業者・神保のもとに、ある日、大学時代の先輩及川から仕事が舞い込む。先輩との共同業務に気分が湧き立つ神保だったが、その仕事は怪しいディープフェイク映像制作の下請けで…


ディープフェイク動画作りに加担させられる編集オペレーターの話でしたが、少し前に観たコッポラ監督の「カンバセーション盗聴」の現代版みたいでした。あっちも盗聴の技術者が自分の技術が悪用されているのでは、自分が監視されているのではと疑心暗鬼になる場面があり、既視感を覚えました。

ラストの安っぽさにテレビ東京感ありあり。