ヤンキー映画「ガチバン」シリーズの2代目主人公紋児が帰ってくる2010年製作の第9作です。
先輩の裏切りにより関東中央少年院に入れられた勇人は、院内でも暴れまわっていた。一方、全国制覇を目指す途中で仲間のために少年院に入った紋児は、その面倒見の良さで少年院のボスに君臨。お互いのヤンキー道を貫く2人はやがて対峙することになり…
二代目主人公の紋児と三代目主人公勇人が少年院で出会い共闘し、脱獄を測ろうとする展開がメインです。
珍しく冒頭からしっかりとしたケンカシーンがあると思ったらそれは少年院に行くためのきっかけでしかなく、少年院では院内の最悪な状況が描かれ、珍しくちゃんと不良もののテイストがある作品でした。
やっぱり勇人一人の主人公ではしんどいと判断されての紋児の復活に見えます。紋児編もそんなに面白くなかったのになんか面白くなりそうな気がしてくるのは勇人編があまりにもイマイチだった反動か。
今回は少年院でのいざこざや脱獄などちゃんとエピソードが重ねられているので退屈しません。
紋児の復活でまたコメディリリーフのその家族が登場しますが、メインが妹で結婚して妊娠までしています。
そこからある勘違いでの笑いにつながり、やっぱり息抜きの笑いの要素は必要だよなと実感しました。