カルロ監督の舞台挨拶付きで観た「たとえ嵐が来ないとしても」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


2013年にフィリピンで史上最大の被害を残した台風をモチーフにしたドラマです。

2013年11月、観測史上最強の台風ハイエンがフィリピンを襲い、タクロバンの街では宗教を狂信する者や自暴自棄になった者、犯罪者、逃げ惑う動物たちが野放しに。ミゲルは恋人アンドレアと母ノーマを捜し出すため、廃墟となった街を探し2人を見つけ、危険になった街を離れようと説得する。嵐の到来という新たな噂が流れ、脱出までのタイムリミットが迫るなか、ミゲルは2人を説得するため留まるか、1人で街を出るかの決断を迫られ…




フィリピンから来日したカルロ監督の舞台挨拶付きで観ました。

映画監督になるとは思わず大学でもエンジニアリングの勉強していた。

父が外国映画好きだったのに影響を受けたとか。

スケールが大きいけど企画開発に7年かかっていて、これまで短編しか製作してないので信用されるまで時間はかかったけど、自分が作るべき作品だと信念をも挑んだと。

初挑戦作品は自分にとってパーソナルな映画を作ろうと思って、台風のテレビで報じられないこともあって、やろうと思ったと。

台風は2013年に起きて、撮影はずっと後なので新しくなった町をまた壊して撮影した。その製作費集めに7年かかったと。

基本的には監督自身の家族の話もあるけど、いろんな家族の話を合わせて描いていると。

主人公のダニエルはフィリピンではトップクラスの人気俳優だけど、ダメ元でオファーしたらOKしてくれた。お母さん役も80年代の伝説的な女優で2000年代にはTVに出ていたビッグスター。テレビ局の社長もしている。

ヒロインは60人くらいオーディションして4人くらいにしぼり、彼女はMNL48のメンバーだったとか。