6時間は長すぎる「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

イタリアのマルコ・ベロッキオ監督が、2003年製作の「夜よ、こんにちは」でも題材にした「アルド・モーロ誘拐事件」を再び映画化した作品です。

1978年3月、戦後30年にわたりイタリアの政権を握ってきたキリスト教民主党の党首で5度の首相経験を持つアルド・モーロが、極左武装グループ「赤い旅団」に誘拐される。国家を揺るがした55日間の事件の真相を、本人、彼を父と慕い救出の陣頭指揮を執った内務大臣フランチェスコ・コッシーガ、モーロと親交の深かった教皇パウロ6世、赤い旅団のメンバーであるアドリアーナ・ファランダ、モーロの妻エレオノーラら事件に関わった人物それぞれの視点から描き出す。


前編、後編できっちり2部作になっていました。半分で2時間50分もあり、ナゴヤキネマ・ノイという地獄みたいな座り心地の悪い映画館で観ると2時間でお尻が悲鳴を上げました。

見応えはあるけど、6部に別れていて、同じ事件を視点を変えて描くので話がいちいちリセットされるのがもどかしいし、こんなに長いなら連ドラにしろよと思います。

こういう映画を観るのは環境のよいところで観たいのになぜか名古屋で1.2を争う過酷な劇場のナゴヤキネマ・ノイでしかやらず苦行になることがわかっていながらもここに来るしかないのが辛いです。