新作を観る前に前作を観てみたら竹内結子…ってなる「インサイド・ヘッド」 | キネマ画報

キネマ画報

名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「カールじいさんの空飛ぶ家」「モンスターズ・インク」のピート・ドクターが監督し、第88回アカデミー賞で長編アニメーション賞した2015年の作品です。劇場公開時にはまったく興味が持てず今まで観ていなかったので新作がアニメ史上最大のヒット作になっていると聞いて観なきゃいけないという気持ちになり、今さら観てみました。

 

ミネソタの田舎町で明るく幸せに育ったライリーは、父親の仕事で都会のサンフランシスコに引っ越す。新しい生活に慣れようとするライリーを幸せにしようと、彼女の頭の中の司令部では「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」の5つの感情が奮闘するが、カナシミがライリーの大切な思い出を悲しい思い出に変えてしまい…

 

主人公のヨロコビの声優が今は亡き竹内結子なのが辛すぎます。この作品ではライリーを喜ばせるために四苦八苦している彼女が実際にはもういないという現実に直面させられました。

ヨロコビとコンビのように行動するカナシミはかなりのウザキャラでこんなヤツいない方がいいんじゃないかと思うレベルです。思っていたよりはいろいろ波乱の展開があり退屈はしませんが、サンフランシスコのネガティブキャンペーンかというほど、ミネソタ上げ、サンフランシスコ下げな内容なのにもびっくり。

竹内結子なしで新作が成立するのか心配になるレベルで一作目は竹内結子の印象が強い作品でした。

しかし、この内容の続編が歴代のアニメーション映画で最大のヒットになる理由がまったくわかりません。この映画の続編を観たいという気持ちがいったいどこからわいてくるのか?