森繁久彌の吹替を聞くと昭和を思い出す「風が吹くとき」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「スノーマン」で知られるイギリスの作家・イラストレーターのレイモンド・ブリッグズの絵本を原作にアニメ化した1986年製作の作品です。

イギリスの片田舎で平穏に暮らすジムとヒルダの夫婦は、二度の世界大戦をくぐり抜け、いまは老境に差し掛かっている。そんなある日、2人は近く新たな世界大戦が起こり、核爆弾が落ちてくるという知らせを聞く。ジムは政府が配ったパンフレットに従ってシェルターを作り備えるが、凄まじい爆風に襲われる。周囲が瓦礫になった中で生き延びた2人は、政府の教えに従ってシェルターでの生活を始め…


意外にアニメ自体実験的な作風なのに驚きましたが、内容うんぬんより森繁久彌と加藤治子の吹替の存在感のデカさにびっくりでした。あのキャラクターにあの声がつくとそこはもう昭和のホームドラマで、声だけでこんなに作品を支配する昭和の名優半端ない。