イザベラ・ロッセリーニがおばあちゃんになっていて自分の老いを感じた「墓泥棒と失われた女神」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「夏をゆく人々」のアリーチェ・ロルバケルが監督・脚本を手がけ墓泥棒の数奇な運命を描いたドラマです。

1980年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。恋人の影を追う考古学愛好家のアーサーには、紀元前に繁栄した古代エトルリア人の遺跡を発見できる不思議な力があった。アーサーはその能力を利用して墓泥棒の仲間たちと埋葬品を掘り起こしては売りさばいていた。そんなある日、アーサーたちは希少価値を持つ美しい女神像を発見するが、事態は闇のアート市場をも巻き込んだ騒動へと発展し…


「チャレンジャーズ」でテニスプレーヤー役だったジョシュ・オコーナーがイタリア映画に主演していることにびっくりですが、彼が身を寄せるいなくなった彼女の母役がイザベラ・ロッセリーニですっかりおばあちゃんになっていたことにもさらにびっくりでした。

かなり自由な語り口で70年代くらいの映画を観ている気分が味わえました。おおよそ今風な要素がないのが凄く良くて唐突な終わりかたも素敵でした。