ビートルズが世界的ロックバンドとして成功するまでの軌跡を初期の彼らをよく知る人物たちの証言から振り返るドキュメンタリー作品です。
デビュー前は地元リバプールで演奏する小さなコピーバンドだったビートルズは、初代マネージャーとなるアラン・ウィリアムズとの出会いや、ドイツ・ハンブルグでの演奏活動、メンバーの脱退と加入を経て、1962年にメジャーデビューを果たすと瞬く間に人気を獲得。デビュー直前に突然解雇されたドラマーのピート・ベストが当時を詳細に語るほか、ハンブルグ巡業の興行主アラン・ウィリアムズ、デビュー曲「ラブ・ミー・ドゥ」のレコーディングにリンゴ・スターの代わりに参加したアンディ・ホワイトら関係者の証言や、当時のテレビ番組のパフォーマンス映像やコンサート映像などを交えながら、彼らがスターダムを上りつめていった道のりを辿る。
ビートルズ関連のドキュメンタリーが毎年数本公開されていますが、内容の薄さに毎回がっかりするばかりで、今回は初期メンバーだったピート・ベストや結成前後の関係者の思い出話をエド・サリバンショーでのライブの合間に挿入して、なんとか長編にした感じの仕上がりでした。
あまり印象に残る話もなく、ライブ映像も縮尺がおかしいしなんともひどい金儲けのための作品という愛のない作品でした。