漫画家の大友克洋の同名コミックを大友自らが監督を務めて1988年にアニメーション映画化した劇場版アニメです。
1988年7月、関東に新型爆弾が落とされて第3次世界大戦が勃発。それから31年。東京湾上に築かれた新たな都市=ネオ東京は翌年にオリンピック開催を控え、繁栄を取り戻しつつあった。ある夜、職合訓練校に通う不良の金田と鉄雄らは、閉鎖された高速道路でバイクを走らせていたが、そこで26号と呼ばれる奇妙な男と遭遇。その男は軍と対立するゲリラによって、「アキラ」という軍事機密と間違えてラボから連れ出され、軍に追われていた…
今回の上映は2020年の4Kリマスター版。
爆発が起きるの吉祥寺、日付は公開日になっていた。
芸能山城組は映画音楽は初めてだった。
明田川さんは「幻魔大戦」で一緒に仕事をした。
大友克洋から出されたテーマはレクイエムで、明田川さんは芸能山城組のコーラスグループに興味を持っていて、大友に提案した。
大友に了解を得て、山城さんに交渉に行った。山城さんは打ち合わせに応じたが断わるつもりだった。しかし、山城組の若手が山城さんに断わるのはおかしいと言われて、二度目の交渉し、三度目に大友克洋と打ち合わせしたと。
サンプルで作られた曲がそのままベースになった。
バリ島のジェゴグという楽器があり、日本に持ってきたものの、湿気でダメになるので管理が大変だった。
最初のバイクのシーンでジェゴグを使用している。
バイクの音は昔のハーレーや陸王の音を使用した。
セリフは先に録音するプレスコにしていた。
監督がシーンを説明して絵コンテを撮影したものに合わせてセリフを収録した。
子役オーディションを劇団から募ってやって、自由に演じさせたのが評判が良かった。
劇場公開からソフト化されるたびに映像、音を修正してきていると。
劇場公開時には4chと6chで公開。
レーザーディスク発売時に200カットリテイクし、再トラックダウン。
DVD発売時に5.1chに再構築。
4KULTRAHDブルーレイ発売時に再構築したのが今回の上映版。
人間の耳では聞き取りにくい音域の音が収録されている。