学校に通えない中学生たちが異世界で交流するファンタジーをアマプラでもう一度観た「かがみの孤城」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「ハケンアニメ!」の辻村深月の同名ベストセラー小説を、「河童のクゥと夏休み」「カラフル」の原恵一監督が劇場アニメ化した2022年の作品です。

 

中学生のこころは部屋に閉じこもる日々を送っていた。そんなある日、部屋の鏡が突如として光を放ち始め鏡の中に吸い込まれるように入っていく。そこにはおとぎ話に出てくる城のような建物と、6人の中学生がいた。そこへ狼のお面をかぶった少女「オオカミさま」が姿を現し、ここにいる7人は選ばれし存在で城のどこかに秘密の鍵が1つだけ隠されており、見つけた者はどんな願いでもかなえてもらえると話し…

 

Amazonプライムで配信が始まったので見直しました。劇場でも2回観ましたが毎回寝てしまったのでストーリーもわからず仕舞いでした。城は改めてみると不登校の中学生の互助会のような場所でそれぞれが悩みを抱えていて…さらに同じ学校の生徒であることが発覚するものの…な展開でまさかのマルチバースもののようでもありました。

昨日見た「フライ!」で麻生久美子のお母さん役の声優が上手だなあと思っていたら、ここでお母さん役の声優を経験済だったのかと納得。高山みなみが「名探偵コナン」の名台詞を披露する遊びもあったりします。

観ながらなんとなく原監督の「カラフル」を思い出したのでしらべたら麻生久美子も宮崎あおいも「カルフル」で声優に参加していました。麻生久美子がそこでもお母さん役です。

いじめられて学校に行けない経験をした人にはすごく刺さりそうな内容だけど、いじめに加担していた人たちにはどう映るのか。

アニメーションとしての楽しい表現はあまりないですがドラマとしては見ごたえある内容でした。