予告に騙されたけど犬たちの演技が凄すぎる「DOGMAN ドッグマン」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「レオン」のリュック・ベッソンが実際の事件に元に監督・脚本を手がけたバイオレンスアクションです。

ある夜、1台のトラックが警察に止められる。運転席には負傷した女装男性がおり、荷台には十数匹の犬が。「ドッグマン」と呼ばれるその男は、自らの半生について語り始める。犬小屋に入れられ、暴力を浴びて育てられた彼は成長していく中で恋を経験し、人に裏切られて深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた彼は、生きていくために犬たちとともに犯罪に手を染め…


実際の事件がどこまでヒントになっているかはわかりませんが、かなり寓話のような物語でした。予告では犬を自在に操るスーパーヒーロー誕生みたいなノリでしたが、酷い生いたちの男が犬に支えられ人生をサバイブする内容で主人公の脚の障害や女装癖やらマイノリティな部分が強調され、ヒーローというよりヴィランの誕生物語に近い味わいでした。犬がかなり頑張っていて、CGじゃなくリアルに演じているようにしか思えず、犬好きには必見の映画かも。