新作観賞前に前作をおさらい。既にニューブラッド感ある「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

シルベスター・スタローンの脚本・主演でアクションスターたちが豪華共演する「エクスペンダブルズ」シリーズの2011年製作の第3作です。きょうから新作が公開となるのでおさらいしておきました。

 

バーニー率いる消耗品軍団エクスペンダブルズの前に、チームのオリジナルメンバーでありながら、バーニーと袂を分かった悪の武器商人になったコンラッド・ストーンバンクスが現れる。チームの弱点を知り尽くしたストーンバンクスに対し、エクスペンダブルズは崩壊の危機に直面し…

 

メンバーのシーザーがミッションで命を落とし、勝手知ったるストーンバンクスを倒すためにバーニーはチームを解散し、新メンバーをスカウトしてスト-ンバンクスに対抗します。

その新メンバーがケラン・ラッツとかロンダ・ラウジーとかグレン・パウエルとかで当時としてはまだ無名な顔ぶれ。そこに保険でアントニオ・バンデラスとかきます。

シリーズの売りが往年のアクションスター同窓会だったりする分、ここからシリーズが9年途切れたことを思うと中盤の新メンバーのくだりが当時受けなったのかも。

新作のサブタイトルが「ニューブラッド」ですが、この作品の方がニューブラッド感ある展開なのではとも思えます。

メル・ギブソンとスタローンは監督もする俳優という点では共通していてもやっぱり水と油というか作品の世界観になじめない感じはいなめません。バンデラスはアクションもできる俳優だけど、やっぱりアクション映画スター同窓会に出てくるにはなんかちゃんとした演技派すぎるイメージ。そのせいかアクションよりおしゃべりで見せ場を作っている感じも。そんな現役スターの出演の違和感がやっぱり落ちぶれアクションスターの再生がこのシリーズの醍醐味だったんだと気づかされました。

その辺の計算ミスが単純な娯楽アクションとしてはマイナスだったのかも。