アクションは凄いけど、壊滅的に話がわからない「シャクラ」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「ジョン・ウィック コンセクエンス」の香港のアクション俳優ドニー・イェンが、製作・監督・主演を務めた武侠アクション作品です。

 

丐幇の幇主・喬峯は、副幇・馬大元殺しの濡れ衣を着せられてしまう。さらに漢民族ではなく契丹人であるという出自まで暴かれて丐幇を追放される。彼は、自分を陥れた人物を探し、自身の出生の真実を突き止めるべく旅に出るが…


30年くらい前にも金庸原作の武侠映画は流行りましたが、元々長編小説のせいか2時間の映画には話がおさまり辛い印象です。今回も登場人物がやたら多く終盤には時間が30年前の主人公の親父たちの話が始まりなんともでたらめな作りでした。ドニー・イェンのアクションはもはや人間技とは思えないレベルで、武侠映画名物のワイヤーワークも頻繁に登場にキャラクターたちがスーパーヒーローなみに飛びはねたりしてリアリティーは皆無です。これを今の若い人はすんなり受け入れられるんでしょうか。

武侠映画といえばチン・シウトン監督の「スウォーズマン女神伝説の章」がやっぱり一番好き。