改めて観るとソーラ・バーチとスティーブ・ブシェミがメインでびっくりだった「ゴーストワールド」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

ダニエル・クロウズのカルトコミックを原作に「クラム」のテリー・ツワイゴフ監督が映画化した2001年製作の青春コメディです。

 

幼なじみで親友のイーニドとレベッカは高校を卒業後、進学も就職もせずに気ままな毎日。そんなある日、2人は悪戯心から、新聞の出会い広告欄に載っていた中年男シーモアを呼び出して尾行する。イーニドは冴えないシーモアになぜか興味を抱き、彼の趣味のレコード収集を通して親交を深める。一方、カフェで働き始めたレベッカは、イーニドと次第にすれ違うようになり…


昔観たときはソーラ・バーチのイーニドとスカーレット・ヨハンソンのレベッカの友情ものだという印象でしたが、改めて観ると二人の友情は前半だけでソーラ・バーチとスティーブ・ブシェミのシーモアのドラマとして終わる展開だったことにびっくりでした。

やっぱり監督と原作者がおっさんだから、女子の友情ものとして貫けないで、シーモアに自分を投影して、あんな展開にしたのかなと思いました。

前半のイーニドとレベッカの二人やさぐれガールズムービーのまま行ってくれれば最高だったのに。