「火口のふたり」の荒井晴彦監督が芥川賞を受賞した松浦寿輝の同名小説を実写映画化した作品です。
ピンク映画業界で生きる監督の栩谷は、5年も映画を撮れずにいた。梅雨のある日、栩谷は大家からアパート住人に対する立ち退き交渉を頼まれ、その男・伊関はかつて脚本家を目指していた。栩谷と伊関は、自分たちが過去に本気で愛した女が同じ女優・祥子であることに気づき…
荒井晴彦監督と綾野剛さんの舞台挨拶付き先行上映に参加しました。残念なことに上映前の舞台挨拶でした。原作はけっこう短い中編くらいの小説で事前に読みましたがとても読みづらい文章で面白くなかったです。チケット争奪戦が凄くて大変な思いでゲットした席はかなり後方の糞席。
大半が女性客なのでほぼほぼ綾野剛目当てと思われます。
監督は垂井に後輩がいて、そこで病院をやっているので通っていたとか。
綾野さんは継続するのが苦しい中、この作品で触れたことのないタイプを届けられるのが嬉しいと。
監督は綾野さんに受けてもらえるかわからず、顔合わせに緊張して行ったが、綾野さんはやる気満々で会いに行ったとか。
監督はシャイで、誕生日一緒だよねって会話をしたとか。綾野さん的には荒井監督は都市伝説レベルの人だと思っていたと。
綾野さんは監督はとてもチャーミングで愛情深い人だと。
監督はきょうは取材で同じことばかり話していると。
綾野さんは柄本佑とは2度共演していたけど、ここまでがっつりやるのは初めて。豊潤な声にうっとりしてしまうとか。
監督は佑さんを5歳の頃から知っていると。天才肌だと。説明セリフは棒読みされると。
綾野さんと佑さんはデビューは同期とか。
共演の奥田瑛二はずっとカッコいい人。変わらない強さを見せつけられたと。
ピンク映画の監督たちを監督が声をかければ断れないだろうとオファーしたと。
いまおかしんじは演技が上手かったと。監督も竹中直人監督の「無能の人」に出演したと。
綾野監督ならセリフあっても出演すると。
雨を映像に映そうとすると普通にやっても映らないので、撮影では雨粒が1円玉くらいになっていると。
雨の中で寝ころぶ場面は溺れる思いをすると。
冒頭のシーンが雨の量がMAXなので注目して欲しいとか。
現代のシーンをモノクロにしたのは、前々からやってみたかったと。年老いと色褪せるので現在が灰色なのだと。仲間はどんどん死んじゃうしと。
監督はこないだ入院したときに「花腐し」が遺作で良かったと言われたとか。エンドロールの後にオマケがあるので是非観てと。