「フロリダ万才」のエルヴィス・プレ「フロリダ万才」のエルヴィス・プレスリーが主演した1965年製作のた西部を舞台にした青春音楽映画です。
ロニーはロデオ大会の興業主でもある美貌の女社長ベラの観光牧場で働くことになる。そこには金持ちの娘たちが、夏休みを楽しんでいたが、ロニーの出現で大さわぎ。中でも、観光牧場内で体操教師をしているパムはロニーに夢中に。彼女は祖父の遺産のかくし場所を書いた手紙を持っていて、暴漢に襲われたが、いつも助けてくれるのはロニーだった。ところがパムはロニーと女社長の仲を疑いロデオ大会に出場中の彼を残して、ひとり遺産探しに出かけ…
「サウンド・オブ・ミュージック」と同じ年に製作されたミュージカル映画として観ると、これはどちらかというとエルヴィス主演の歌謡映画という感じの気楽さで、観終わった瞬間にストーリーをきれいさっぱり忘れていそうなふわふわした作品でした。
BSでずいぶん前に放送していた吹替版で観ましたが、吹替自体が昔のものらしく、言葉使いの古風さが新鮮だったりします。
観光牧場のダイエット合宿でちやほやされ、甘い歌を歌うエルヴィスは男からすればなかなかムカつくキャラだったりします。
しかし、この映画のおかげで映画会社が倒産を回避出来たらしいので当時はそこそこヒットしたのかも。
中盤で妄想から西部劇になったり、後半、いきなりホラーになったり、自由すぎる展開はアイドル映画だからこそ出来るデタラメ。