監督&キャストの舞台挨拶付きで観た「野球どアホウ未亡人」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「浮気なアステリズム」などのインディーズ映画を手がけてきた小野峻志監督と映画製作団体「カブ研究会」が、昭和のスポ根・野球漫画とポルノ映画のエッセンスをかけあわせた異色でカオスな野球映画です。

 

夫の賢一が亡くなり、草野球チームの多摩川メッツ監督の重野に野球の才能を見いだされた夏子。そのことから、貞淑な妻であったごく普通の主婦としての生活は終わりを告げ、賢一の残した借金を返済するため草野球の投手を務めることになった彼女は、重野とともに激しい特訓を重ね、野球の快楽性にとりつかれていき…

 


監督、森山みつきさん、井筒しまさん、藤田健彦さんの舞台挨拶付きで刈谷日劇の初日を観ました。

井筒さんと藤田さんは衣装を着てヒッチハイクで8時間かけて東京から来たそうです。

この作品は去年初頭に脚本を書き始め、9月に撮影、5月に完成、6月情報解禁、8月に公開。

池袋では秋に再上映も決定。刈谷日劇は本編を観る前に上映を決めたそうです。

女優二人はオーディションで決定。森山さんはフリーランスでオーディションサイトを見て応募。

井筒さんもヒロイン役のオーディションを受けに来たが妹役をオファー。

藤田さんは面識があったので監督が事務所にオファー。

事務所の人は監督のことをよくわかってなかった。

企画書にはくだらないことがいっぱい書いてあって、台本にはさらにくだらないことが書いてあったのでやりたいと思って直接返事をしたと。

森山さんは脚本を読んで何もわからなかったと。

最後の関西弁は大阪出身だからとアドリブでやらされたと。しかし、森山さんはほぼ埼玉県育ちで関西弁は苦手だと。歌うシーンも脚本にはなかったと。

井筒さんは千葉出身なのに九州弁だったと。夫役の人が方言指導してくれたと。

監督的にはエセでも大満足だと。

井筒さんは野球映画なのに8人しか出てこない時点でどうかしているので細かいところは気にならなかったと。

藤田さんは子どもの頃にちょっと少年野球やった程度で人に向かって球を投げられないレベルだった。

森山さんだけ経験者で一番肩が強かったとか。

森山さんはギプスをつけさせられドン引きしたと。

協賛に出てくる謎の名前は監督のお祖母さんの名前だとか。

アニメを見せてくれない祖母だったけど、「ドカベン」だけは一緒に見てくれたと。その祖母が撮影時期に亡くなり、祖母の遺産も製作費に使わせてもらったので協賛にクレジットしたとか。