古き良き特殊効果が味わい深い冒険譚「アルゴ探検隊の大冒険」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

『シンドバッド7回目の航海('58)』など、特撮ファンタジーを手掛けてきた特撮王ハリーハウゼンが1963年に製作したストップモーション・アニメの傑作です。

 

幸福をもたらす"黄金の羊の毛皮"を求めて旅立つジェーソン一行は様々の妨害や妖怪と戦い、それをうち破って旅を続ける。航海を続けるうち、コルキスの王女メディアを救い、コルキスの王はジェーソン一行を歓迎して宴を催すが、アカスタスの奸計で死刑を宣告し…


ドラマパートの大仰さが古くさくはあるけど、神秘的な冒険譚にはしっくりきます。バーナード・ハーマンの勇壮な音楽が物語を大いに盛り上げ、要所要所に出てくるハリー・ハウゼンによるクリーチャーが楽しくワクワクします。

アクションシーンのゆったり感にはびっくりですが、それすらも味と思えるそんな作品でした。