久しぶりに観るといろいろびっくりなブルース・リー成人後初主演作品「ドラゴン危機一発」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

伝説のアクションスター、ブルース・リーが香港凱旋後、初めて主演した1971年製作の作品です。

 

タイの製氷工場で働く親戚を頼って、香港からやって来たチェンだったが、その会社は麻薬の密売に手を染めていた。秘密を知った仲間が次々と殺され、チェンは極悪非道な社長一味にたった1人で戦いを挑み…


改めて観るとこの作品ではみんな英語でしゃべっていたりしてびっくりでした。(あとで配信版観たら北京語でした)

前半のアクションはリーではなく、ホイ役のジェームス・ティエンがメイン。リーより主役っぽいです。ノラ・ミャオを出演していますがメインのヒロインはマリア・イーです。

BGMがふつうにロックな感じが新鮮。

タイ人女性と酔いつぶれたリーのHな場面があってびっくり。「ドラゴンへの道」でもおっぱいシーンがあったから、当時はエロシーンはデフォルトだったのか?

ラストの復讐しにいくところでなぜか紙袋にお菓子かなんか入れて食べながら戦いに行くのが謎で、それは伏線でもなんでもなかったりします。

リーがなんか食いながら戦いを挑み、迎え打つおっさんも鳥かごを片手に持っていたかと思えばひょいと投げて高い木にぶらさがったりして、リーがそれを投げたナイフで壊し、鳥が逃げていくのがなんとも言えない味わいでした。

最後のフニッシュブローも両手で相手の胸に指を突き刺す「北斗の拳」みたいな描写で異様な光景でした。

バトルで裸になるのはこの作品からで、ナイフで服を裂かれる流れでの裸なのでなんか納得。