「新聞記者」の藤井道人監督が2014年の同名韓国映画をリメイクしたサスペンスアクション作品です。
ある年末の夜、刑事の工藤は危篤の母のもとに向かうため雨の中で車を飛ばしていたが、妻からの着信で母の最期に間に合わなかったことを知る。その時、ひとりの男をはねてしまった工藤は男の遺体を車のトランクに入れ、、男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうとする。しかし、その時、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」というメッセージが入り…
韓国のオリジナル版、中国版、フランス版も観ていますが、かなりアレンジされた内容でした。
ヤクザやお寺や県警の思惑が絡み、話を複雑化して、死人も増えていて、オリジナルの良かった部分がだいなしにされていたのが本当に残念。
悪徳刑事のサバイブが楽しいピカレスクロマン寄りお話がなぜかヤクザに踊らされているカッコ悪いだけの刑事と県警に操られる監察の代理戦争の話に変わっていました。
愛知県を舞台にしながら、地域性を活かす展開も方言もなくて、年末にした意味もなくていろいろ残念としか言いようのない作品でした。
ただラストの岡田&綾野の変顔は一見の価値あり。