エロスを超えるミステリアスな展開で魅了する「愛に濡れたわたし」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「OL日記 牝猫の情事」の加藤彰監督が1973年に製作したラブサスペンスロマンポルノです。GYAO!で観ました。

 

藤木京平は失踪した妻・よし子を捜し、ある小さなバーに入ったとき、妻捜しに疲れた京平と、雷の恐怖におびえる美和は結ばれる。美和の太股には蛇の刺青があり、彼女は過去から逃れるために京平と交わり、彼を愛し始めていた。ある日、京平が家に帰ると、美和の妹がよし子のことを知ってると尋ねてきて…


妻に逃げられた男がバーの女と同棲をはじめ、彼女の妹は逃げた妻の居どころを知っているといい、ここから何が本当なのかわからない展開が続くポルノよりサスペンスが効いているミステリアスな作品でした。

終盤の血まみれになる場面とか想像もつかない展開がばんばん続き飽きさせません。

ヒロイン宮下順子のファムファタールぶりが、堪らない作品でした。