スタントの事故で父を亡くした青年と、事故の原因となった元スタントマンらを描く「恋人はスナイパー」の六車俊治監督によるアクションドラマです。
スタントマンの父を早くに父を亡くし、アメリカへ渡りモトクロスのプロレーサーとなった星アキラが、父の死の原因となった元スタントマン大久保豪への復讐のため帰国。元スタントマンの藤堂仁のもとでトレーニングを重ねるアキラのもとに、車を回転させながら空中へ飛ばして海にダイブするという、父が事故死したものと同じスタントの依頼が…

監督とプロデューサーで出演もしている高橋昌志さんの舞台挨拶付きで観ました。
高橋さんのまわりでいろいろ不幸があり、途方にくれていたとき、いつかスタント映画を作る約束を思い出したのと、世界のスタントマンの大会に出る予定がコロナで延期になり、そこでやる予定だったスタントを映画に盛り込んだ。
監督は高橋さんから相談を受け、「恐怖の報酬」に影響を受けたところで、昨今のスタントを避ける空気もあり、プロの技術が現場にもたらす緊張感がなくなるのは惜しいと思い、この作品に取り組んだ。
監督の条件は高橋の出演だったと。高橋さんはこれが俳優デビュー。
ラストのジャンピングロールオーバーシーダイブは今では出来ない技。
南伊豆の海で許可をもらって撮影にこぎつけた。
実際にやってみるとフロントガラスが抜けて、水圧が来て、危なかった。高橋さんはそのときの記憶がないけど、本能で脱出した。
