シングルマザーボクサーが最初から終わりまでただただ痛々しい「レッドシューズ」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「今際の国のアリス」の朝比奈彩の映画初主演作品です。

 

シングルマザーの真名美は女子ボクシングに打ち込むが経済状況は悪く、娘の養育を義母に任せるべきだという行政の判断に押され気味。そんな中、真名美は職場で理不尽な状況に陥った同僚を庇ったことで失業。新たに老人介護施設での職を得たものの、そこである事故を起こし、ついに娘と一緒にいられなくなり…


ボクサーの父親が世界選手権を目前にしながら交通事故で妻と共に亡くなり、残された娘は成長し女性ボクサーになり好成績を残すも結婚で引退。その後、夫に先立たれ、娘の養育権を巡り、夫の母と裁判で争い、生活の糧にとボクサーに復帰するも、仕事のトラブルで母に親権をとられ、ジムから見限られと不幸のスパイラルが半端ないヒロインと、脇役の臭い演技のキャスト陣もあり、目も当てられないひどい内容になっていきます。観月ありさと松下由樹って、「ナースのお仕事」関係者がキャスティングしたのか?とにかくリアリティーのない臭さに輪をかける臭い演技と演出のオンパレード。

物語的には突っ込みところ満載だし、全くヒロインを応援出来ないし、入り込めません。

キャストも演出も臭くて、この感じでボクシングを題材にこれをやると漫画にしかならないです。

朝比奈彩は滅茶苦茶頑張っているのがわかるだけに仕上がりの酷さが可哀想。