「おくりびと」などの脚本家で放送作家の小山薫堂が、自身の提唱する「湯道(ゆどう)」をもとにオリジナル脚本を手がけた群像ドラマです。
父が遺した銭湯「まるきん温泉」に戻ってきた建築家の三浦史朗は、店を継いだ弟・悟朗に、銭湯をたたんでマンションに建て替えることを伝える。一方、郵便局員の横山は「入浴、お風呂について深く顧みる」という「湯道」に魅せられ、湯道会館で家元から湯を学ぶ。定年後は退職金で自宅に檜風呂を導入したいと思っているが家族には言い出せず。そんなある日、まるきん温泉のボイラー室でボヤ騒ぎが発生し、悟朗が入院。店の看板娘・いづみの助言もあり、史朗が弟に代わって数日間、店主を務めることになり…
「おくりびと」の小山薫堂プロデュースですが、初日の夕方の回はお客さん1桁の入りでした。
キャストに惹かれて観に来てはみましたが、やはり予告編通り、映画とはいえないバラエティ番組みたいな内容で、湯道の押し付けがましさにうんざりしました。
お風呂をありがたがる人々の嘘臭さに全く共感することなくエンディングを迎えましたが、エンディングの天童よしみの歌は素晴らしかったです。