ヒューマンドラマかと思って観ていたら安い活劇風に終わる「ファミリア」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。

「いのちの停車場」などの成島出監督が役所広司を主演にしたヒューマンドラマです。

 

山里でひとり暮らす陶器職人・神谷誠治のもとに息子・学が婚約者ナディアを連れてやって来る。学は結婚を機に退職して焼き物を継ぎたいと言うが誠治は反対。一方、半グレ集団に追われていたところを誠治に助けられた在日ブラジル人マルコスは、誠治に亡き父の姿を重ね、焼き物の仕事に興味を持つようになり…


豊田のブラジル人コミュニティが舞台で、多少はリアリティあるのかと思って観ていたら、息子がアルジェリアでテロに遭ったり、てか息子のエピソードまるっとなくていいし、終盤の展開は昭和の任侠映画みたいに古くさいし、令和になにやっとんねんという感じのチグハグな映画でした。役所広司と吉沢亮の無駄使い。

豊田市の保見団地をモデルにしていると思うけど、実際はあんなにひどくはないと思う。少なくとも保見団地にいる自分の知り合いはとてもいいヤツです。