トールキンの名作ファンタジー小説を「ブレインデッド」のピーター・ジャクソン監督が2001年に映画化した三部作の4KリマスターIMAX上映版です。
ホビットのフロドは111歳の誕生日に旅立ち、ある指輪を手に入れる。その指輪こそ、かつて冥王サウロンが作り出した世界を滅ぼす魔力を秘めた禁断の指輪だった。フロドへ指輪を破壊すべく、滅びの山の火口に投げ捨てるため、人間、エルフ、ドワーフの仲間たちと危険な旅を続け…
2001年の公開時にこの1作目を観て、続編は観なくてもいいと思うほど、しんどい観賞体験でしたが、改めて観ると嘘みたいに楽しめました。
昔はひたすらダルいなあと思っていましたが、今回は全く退屈せず最後まで起きていました。
改めて観て思ったのはファンタジーだけど、意外にロケーションの場面が多いこと。
大自然の中でロケした映像はリアルさがあり、ファンタジーを絵空事として終わらせません。
またオークなどのクリーチャーも特殊メイクで演じていて、現在ならモーションキャプチャーで俳優の動くをトレースしたCGクリーチャーな部分もライブなのがいいです。とはいえ、ゴラムはCGと思いますが。
セットもミニチュアも使って世界観を映像化していて、現在のCG一辺倒じゃない映像が魅力的でした。
キャストもみんな初々しくていいです。
リヴ・タイラーはなぜ消えてしまったのか謎なくらい当時は美しい。
ヴィゴ・モーテンセンもこれでメジャーになったのも納得のかっこ良さでした。