原作を読んで2度目の観賞!けっこう原作にある話を元にしている「さかなのこ」 | キネマ画報

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名古屋在住映画好きダメ人間の映画愛をこめてのブログ多少脱線ありです。


さかなクンの自伝的エッセイを「南極料理人」の沖田修一監督が中学の同級生だった劇作家前田司郎の脚本で映画化した作品です。
初日に続いて2度目の観賞。一回目があまりに面白くて、原作も読みました。
驚いたことに映画にあるエピソードの8割くらいは実際にあったことがベースになっていて、あの衝撃的なタコの顛末や不良が仲間になる話すら本当にあったことがベースになっていました。
さかなクンの転機になった「TVチャンピオン」出場や音楽との関わりが映画では描かれていないのが、さかなクンの実人生との大きな違いかも。
映画オリジナルの部分はギョギョおじさんと幼なじみのモモのくだり、あとヒヨの彼女のエピソードとか。
逆に映画には原作には書かれていない、学生時代からのリアル友達のドランク鈴木が先生役で出演していて、実際に二人が通った中学で撮影されたというのが凄いです。舞台挨拶でドランク鈴木があのままだと言っていたのがまた印象的。
のんさんのミー坊もいいですが、個人的には子ども時代の西村瑞季さんのミー坊が素晴らしかったです。児童劇団とか朝ドラの達者な子役とは違うベクトルで彼女はミー坊になりきっていました。
二回目でも涙が溢れまくり、ときに嗚咽しそうで堪えるのに必死でした。